新旧高等学校制度の比較論:
私の旧制高等学校論について、畏メル友RS氏は以下のような鋭い指摘をされたので紹介しよう。
RS氏は、
>平等に公平にしようとしたGHQの方針が今の日本の教育制度の破綻を呼んでいます。
優秀な頭脳と平凡な頭脳を一緒にすること自体が何よりも時間と機会の無駄なことなのです。
平凡な子供には今の教師でも十分ですが、優秀な子供には優秀な先生が必要です。私立や国立にしか残っていませんが・・・。
旧制中学や旧制高校はなくしてほしくなかったですね。
私からの意見は、
>言われる通りだと心から思います。
あの昭和23年3月のあの日、突然湘南中学3年生全員が講堂に集められたので何事かと思えば、卒業証書が配られて「全員が本日を以て県立湘南高等学校併立湘南中学校を卒業する」と校長先生が宣告。呆気にとられました「何だ。これは」と。4月からは湘南高校1年生となるとも知らされました。文字通り「狐につままれたよう」な感。
ところが、栄えある高等学校の1年生になって渡された教科書は「中学3年に逆戻りかよ」と皆で憤ったほど程度が低くて易しいもの。今思えば「GHQの日本の子供を骨抜きにしてしまえ(アメリカ並みの程度にして)という作戦だった」のでしょう。当時の湘南中学には1年生で微分積分をこなしていた奴がいたくらいですから、怒る訳です。英語だって酷いものでした。尤も、勉強が楽になったと余裕を示す連中もいましたが。
今は昔のお話なのだが、現代に生きる方々に知っておいて貰っても良いかと思う歴史である。
だった。