NPBの野球の目先の見通し:
いきなり言い訳だが、他に述べておきたいことが色々とあったので、この件を先送りしてしまったのは、もしかすると失敗だったかと些か焦りを感じている。それは、セントラルリーグではタイガースが何時まで首位を走っていられるかと、パシフィックリーグではバッファローズには何とかこの儘クライマックスシリーズに出られるところまで生き残れるか辺りが気になっていたのだ。それが先送りした間に両テイーム共に少し雲行きが怪しくなってしまったのだった。
タイガース:
先ずはここから行こう。私はこのテイームがあのまま首位を維持していけるかには疑問があり、遅かれ早かれ「タイガースさん。シーズンのこの時期まで楽しませてくれて有り難う御座いました、健闘を称えます」という事態に何時なってしまうのかが、非常に気にかかっていた。と言うのは、打つ方の中心であるMLB崩れの2人はあちらで見限られたのだから、本当の意味の勝ち方を知っているのか疑問だし、第一勝ち馴れていなかったならば、さして頼りにはならないのだから。しかも、ホームランを沢山打つ新人の佐藤輝明は「ここぞ」という時は打てない嫌いがあるのだ。
未だ不安材料を挙げれば、大山悠輔は開幕後3ヶ月経っても調子が上がって来ないし、投手陣には頼りになるのが青柳と秋山と2人だけだという選手層の薄さがある。また、新人の中野は良くやっているが、夏場を乗り切って打ち続け、尚且つショートストップのポジションを守り切れる体力があるかという懸念もある。再び言えば、昨年までそれほどではなかったテイームが「勝ち方を知り得たか」と、勝ち続けた場合に襲ってくる「この儘勝ち続けるにはどうすれば良いか」との不安感に襲われる危険性があると見ている。
だが、困ったことに私が採り上げるのを先送りしている間にベイスターズに2連敗して、ジャイアンツに3.5ゲーム差に詰め寄られてしまった。斯くなる上は、何とかして平常心を維持して、これまで一時はジャイアンツを8ゲームも引き離して勝ち馴れかかって来た時の精神状態を思い出して、無心で試合に臨むことが肝要だ。決して、麻雀で言う「残っている点棒を数えるような真似はしないこと」なのである。
ジャイアンツ:
その勝ち馴れているかという点から考えれば、昨年までにリーグを何連覇かして来た経験は、テイームを構成している老いも若きも「勝ち方を知る」という無形の資産があるので、ここぞという試合を乗り切る力を発揮できる危険性(などと敢えて言うが)が高いのだ。現に、同率2位に付けてきたこともあったスワローズを2戦続けて蹴落として見せたではないか、菅野がいなくても。という事は、残念ながらタイガースよりも優勝の可能性が高いような気がしてならないのだ。
永年サッカー界で試合をしてきた経験からも言えることで「勝ち方を知っている」強みは、実際に勝ち続けなければ体得できないのだ。その点ではFAで広島を売って事もあろうにジャイアンツに入ってきた悪人の丸などは、三連覇を経験してきている強者だ。彼らが如何にホークスに弱くても、原監督以下は弱い方のリーグの王者であり、勝ち馴れている選手が揃っている。この点ではタイガースは逆立ちしても追い付かないのだ。故に、タイガースは余程気を引き締めておかないことには、ジャイアンツに追い抜かれる危険性があると危惧するのだ。
バッファローズ:
何方だったか解説者が指摘していたが、バッファローズには山本由伸、山岡泰輔、宮城大弥と良い投手が揃っているし、打つ方でも吉田正尚に新たに杉本裕太郎という人材が加わった。中嶋聡監督も正式就任の1年目とあって奮闘しているのは確かだと思う。私が危ないと見るこの球団の最大の問題点は、何しろ昨シーズンまで最下位に座っていたことだ。タイガースほどに勝ち方を知っている訳でもなく、馴れない首位に上がり、その位置を如何にして維持してみせるかの自信があるのかという点だ。即ち、何処まで平常心で毎日の試合に臨めるかである。現に引分け試合が続いている。
パシフィックリーグ:
セントラルと違う点は、本来ならば独走していてもおかしくない強豪のホークスが、主力の千賀と東浜の両投手が不在だし、キューバ人の強打者がオリンピック予選で帰国して以来帰ってこられないという悪条件を背負って不振であることが先ず挙げられる。田中将大が帰って来たし、新人投手の早川が7勝もしている樂天は何故か脆いとことがあって、首位を維持できたり出来なかったりだ。西武はCOVID-19という災害に悩まされていて安定感がない。だが、何れもバッファローズを蹴落とす力があるだろう、全員が揃えば。
というような案配で、ここでも「バッファローズさん。ここまで楽しませてくれて有り難う御座いました。残されたシーズンでのご健闘を祈ります」と、何時かは言わねばならないのではないかと心配しているのだ。では、何処が優勝するかと問われれば「この4球団の何処かになるだろう」くらいしか言えないと思う。現に、先ほども張本勲が「パリーグは混戦」と言っていた。
いきなり言い訳だが、他に述べておきたいことが色々とあったので、この件を先送りしてしまったのは、もしかすると失敗だったかと些か焦りを感じている。それは、セントラルリーグではタイガースが何時まで首位を走っていられるかと、パシフィックリーグではバッファローズには何とかこの儘クライマックスシリーズに出られるところまで生き残れるか辺りが気になっていたのだ。それが先送りした間に両テイーム共に少し雲行きが怪しくなってしまったのだった。
タイガース:
先ずはここから行こう。私はこのテイームがあのまま首位を維持していけるかには疑問があり、遅かれ早かれ「タイガースさん。シーズンのこの時期まで楽しませてくれて有り難う御座いました、健闘を称えます」という事態に何時なってしまうのかが、非常に気にかかっていた。と言うのは、打つ方の中心であるMLB崩れの2人はあちらで見限られたのだから、本当の意味の勝ち方を知っているのか疑問だし、第一勝ち馴れていなかったならば、さして頼りにはならないのだから。しかも、ホームランを沢山打つ新人の佐藤輝明は「ここぞ」という時は打てない嫌いがあるのだ。
未だ不安材料を挙げれば、大山悠輔は開幕後3ヶ月経っても調子が上がって来ないし、投手陣には頼りになるのが青柳と秋山と2人だけだという選手層の薄さがある。また、新人の中野は良くやっているが、夏場を乗り切って打ち続け、尚且つショートストップのポジションを守り切れる体力があるかという懸念もある。再び言えば、昨年までそれほどではなかったテイームが「勝ち方を知り得たか」と、勝ち続けた場合に襲ってくる「この儘勝ち続けるにはどうすれば良いか」との不安感に襲われる危険性があると見ている。
だが、困ったことに私が採り上げるのを先送りしている間にベイスターズに2連敗して、ジャイアンツに3.5ゲーム差に詰め寄られてしまった。斯くなる上は、何とかして平常心を維持して、これまで一時はジャイアンツを8ゲームも引き離して勝ち馴れかかって来た時の精神状態を思い出して、無心で試合に臨むことが肝要だ。決して、麻雀で言う「残っている点棒を数えるような真似はしないこと」なのである。
ジャイアンツ:
その勝ち馴れているかという点から考えれば、昨年までにリーグを何連覇かして来た経験は、テイームを構成している老いも若きも「勝ち方を知る」という無形の資産があるので、ここぞという試合を乗り切る力を発揮できる危険性(などと敢えて言うが)が高いのだ。現に、同率2位に付けてきたこともあったスワローズを2戦続けて蹴落として見せたではないか、菅野がいなくても。という事は、残念ながらタイガースよりも優勝の可能性が高いような気がしてならないのだ。
永年サッカー界で試合をしてきた経験からも言えることで「勝ち方を知っている」強みは、実際に勝ち続けなければ体得できないのだ。その点ではFAで広島を売って事もあろうにジャイアンツに入ってきた悪人の丸などは、三連覇を経験してきている強者だ。彼らが如何にホークスに弱くても、原監督以下は弱い方のリーグの王者であり、勝ち馴れている選手が揃っている。この点ではタイガースは逆立ちしても追い付かないのだ。故に、タイガースは余程気を引き締めておかないことには、ジャイアンツに追い抜かれる危険性があると危惧するのだ。
バッファローズ:
何方だったか解説者が指摘していたが、バッファローズには山本由伸、山岡泰輔、宮城大弥と良い投手が揃っているし、打つ方でも吉田正尚に新たに杉本裕太郎という人材が加わった。中嶋聡監督も正式就任の1年目とあって奮闘しているのは確かだと思う。私が危ないと見るこの球団の最大の問題点は、何しろ昨シーズンまで最下位に座っていたことだ。タイガースほどに勝ち方を知っている訳でもなく、馴れない首位に上がり、その位置を如何にして維持してみせるかの自信があるのかという点だ。即ち、何処まで平常心で毎日の試合に臨めるかである。現に引分け試合が続いている。
パシフィックリーグ:
セントラルと違う点は、本来ならば独走していてもおかしくない強豪のホークスが、主力の千賀と東浜の両投手が不在だし、キューバ人の強打者がオリンピック予選で帰国して以来帰ってこられないという悪条件を背負って不振であることが先ず挙げられる。田中将大が帰って来たし、新人投手の早川が7勝もしている樂天は何故か脆いとことがあって、首位を維持できたり出来なかったりだ。西武はCOVID-19という災害に悩まされていて安定感がない。だが、何れもバッファローズを蹴落とす力があるだろう、全員が揃えば。
というような案配で、ここでも「バッファローズさん。ここまで楽しませてくれて有り難う御座いました。残されたシーズンでのご健闘を祈ります」と、何時かは言わねばならないのではないかと心配しているのだ。では、何処が優勝するかと問われれば「この4球団の何処かになるだろう」くらいしか言えないと思う。現に、先ほども張本勲が「パリーグは混戦」と言っていた。
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