「トランプ大統領の方針と政策をどう思うのか」を照会してみた:
私は「アメリカの知識階級というか高等教育を受けた人たちの間で、トランプ大統領を支持する者はごくごく少数である」と以前から繰り返し指摘してきた。そこで、我が国では許されざるはずのトランプ大統領批判が、アメリカではどのような状態であるかを調べてみた。
トランプ大統領の第2期の活動が本格化して軌道に乗った感があるので、嫌トランプ派である元の同僚に「何事もトランプ大統領の行く手を遮ることはできない」と題して「最早、君はトランプ政権下でアメリカの民主主義がどうなるのかと心配する段階を超えて、どうなってしまうのだろうかと本気で憂慮しているのではないのか」と、彼の意見を訪ねてみた。
すると、折り返して、「君の推察の通りだ」と答えてきた。以下にその内容を紹介してみようと思う。
「もしも、トランプ大統領が署名した無数の常軌を逸したか違法とでも言いたくなるような大統領令が法的に否定されたとしても、実行を押し止められないだろう。既に方々で損傷/損害は発生しているので、容易に立て直せるかは疑問だ。
我々には、発出された大統領令がどのように展開されていくのかの見通など立てようがない。そこで、あと半年か一年先までの間は、どのように展開していくかを見守っていくしかあるまいと思う。その間は大混乱が生じるのではなかろうかと懸念するが。
トランプ大統領は関税をかけることがアメリカの需要家と消費者にどれほどの衝撃を与え、なお且つ損害をもたらすかを理解できていないと見ている。彼は強力な政治家(独裁者とも言えるか)を演じて、その存在がより強固になるように強調しているのだと思う。
彼のこれまでの言動では、日本関連については特に触れられていなかった。このまま我々二国間の良好な関係が維持されていくことを期待している。ではあるが、私は日本の人々も我々と同様に、トランプ政権の政策に混同させられて、どのように反応するかの判断に迷わせられているのではないかと見ている。」
上記は、数少ない(圧倒的多数だったトランプ大統領支持層と比較してという意味)僅か一人の嫌トランプ派の見解なのだが、彼らの意見をかなり的確に表現していると思う。
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