新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

どうしても気になるので言っておこう

2021-08-06 08:51:00 | コラム
何故勝手に誤ったカタカナ表記するのだろう:

恐らく100人に1人も気にされていないことだと思うが、私にはどうしても気になって仕方がないことがある。それは、オリンピックに出場している外国の選手たちの氏名、特に名字を恣意的に我が国だけでしか通用しないおかしなカタカナ表記にしてしまうことだ。

その一例として、本日は3日目になる霞ヶ関カンツリークラブで開催されている女子のゴルフでのことを挙げよう。首位を走っているのがアメリカのNelly Kordaさんである。私は断固として「コーダさん」だと思う。だが、テレビのアナウンサーも新聞も「コルダ」なのだ。また、スタートで各選手を紹介するアナウンスは男性による綺麗で正確なアメリカン・イングリッシュで行われている。その男性は日本語でも紹介するが、Kordaさんのときには何故か一寸“r”を強く響かせる発音だった。私は「アレッ」と思った。即ち、そうあって欲しくないと言う意味だ。

この我が国で何処の誰がやっていることか知らないが、アルファベット表記の外国の名詞をカタカナ語表記にするときに、極めて多くの場合に”r“の後に何の母音も来ていない綴りであっても「ル」してしまうのだ。これは原語に照らしてもおかしいし不正確だと何度も指摘した。最近の例には「モデルナ社」がある。これなどはテレビ等でそう言われているときや、その表記を新聞などで見る度に苛立たされている。Modernaは絶対に「モデルナ」ではない。「モダーナ」乃至は「マダーナ」であるべきだ。他にも「モルガン」という銀行があるが、あれはMorganという綴りだ。

私が一人でここで喚いてもいても、先ず事態は変わらないだろうとは承知している。大きな話題にすれば、我が国には官民を挙げて英語教育を広めよう強化しようという雰囲気がある。だが、こんな奇怪なカタカナ表記をシレッとしてしているようでは、何時まで経っても実際の効果は出てこないだろう。如何なる根拠と理由があって、元の言葉とかけ離れた表記にするのだろう。

今朝もロスアンジェルス・エンゼルスに所属する大谷翔平君が勝利投手になったと報じられていた。私にはAngelsを「エンゼルス」と表記する訳などは理解不能だ。どの辞書でも良いから、発音記号を見てみたまえ「エインジェル」となっている。こんな事をする根拠が知りたいものだと思っている。


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