新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

二階俊博さん菅義偉さん「貴方たちは何がしたいのですか?」

2021-09-01 08:17:21 | コラム
今度は9月中の解散を企図しているとか:

つい昨日「PoliticianなのかStatesmanなのか」と言ったばかりのところに、9月1日朝の報道では「菅首相は9月中に解散に打って出る事を検討中」とあった。

私は昨日も述べたように、二階俊博氏の後ろ盾の下に菅義偉氏は来たるべき自民党の総裁選挙での勝利の作戦を立てておられるようだ。その事について特に異論も何もない。しかし、条件としてはその狙いが「国家と国民の為」が最優先され、次には対アメリカや中国との関係の安定、新型コロナウイルス制圧策の更なる強化、景気回復等々の国の内外に山積する重要課題への対処を挙げたい。私はこれら以外に優先させるべき事案などなく、内閣改造や党内の人事のような大事の前の小事にかまけて頂いては困るのだと思っている。

しかし、マスコミ論調から見えてくることは「菅義偉氏は何とかして総理・総裁の座を維持せんが為に、二階幹事長の交代や解散等の手法を企図されているのでは」のように思えてならない。菅内閣は野党と組んだマスコミの作戦に遭って、横浜市長選で惨敗もしたし、意図的な世論調査で支持率を低下させられた。だからと言って、下村博文政調会長が立候補を表明したから「政調会長を辞任せよ」と迫って降ろしておきながら、岸田対策としか思えない党役員人事を言い出したのは、私にはフェアープレーとは思えない。

何度でも言いたくなることは「今は党内の派閥がどうしたのという類いの、小手先の駆け引きに専念しているときか」なのだ。私は菅義偉氏と二階俊博氏が画策しておられる事柄が「しきりに政権交代を言い募る枝野幸男如きを蹴落として、あの3年3ヶ月の悪夢の再来を防ぐ手立て」であれば、何にも言うことはないのである。

だが、悲しいかな、二階氏の過去の政治手法や媚中派の頭目である点などからして「貴殿を信じてお任せします」と簡単には言い難いのだ。菅義偉氏にも陰湿な人事権の行使はお控え願えれば結構だと思う。優先すべきは「お国と国民の為」だ。言いたい事は「Oxfordにはpoliticianとは『悪い意味の言葉で、自分に都合が良いように権力を行使する人』とあるように、菅首相にも二階幹事長にも自己の保身の為を画策して欲しくない」のである。因みに、ジーニアス英和にはstatesmanは「大政治家」とあるが。



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