新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

年末に当たって雑感を

2019-12-28 13:49:57 | コラム
年の終わりが近付いて:

増田寛也氏が日本郵政社長に:

この報道を聞いて、増田氏は何となく時の政権に良いように使い回されているような気がした。と言うのも、増田氏は民主党政権では総務大臣だったが、政権が自民党の安倍内閣に戻るや、小池百合子氏に対抗する候補者として都知事選に出ていたのだった。有能な元官僚であるのだろうとは思うが、その振る舞いには「何だかなー」という感は免れなかった。その彼が今回はあの問題を引き起こした日本郵政の社長に就任ということ。報道によれば、今やかなり菅官房長官に近い存在なのそうだ。「なるほど」だった。

確かに増田氏は県知事を経験されて、異色の管理能力を発揮された点が評価されているのだとは思う。だが、管理能力を発揮された県知事の職務と、「株式会社」である日本郵政は営利事業で性質が違うのではないのだろうか。しかも4万人という従業員がその指揮下に入るのだ。「管理する能力」だけで営利事業を管理・運営・監督なさるのかなと気になってしまう。不思議だと感じることは、あれだけマスコミは辞令を出しながら、一向に増田氏の声どころか抱負も聞こえてこない点だ。

しかも、かんぽ生命では何代か前の銀行出身の一世を風靡した辣腕の社長さんに、厳しい達成目標が課されていた影響というか、名残があると見ている筋もある。そうだとすれば、そのような営業の姿勢を一朝一夕にして変えるという難関であり且つ大きな使命があると見える。増田氏の手腕を見守っていくしかないのだろうが、善くぞ火中の栗を拾われたものだと感心もしている。

また新たにハラルフード店が:
政治的な話題からグッと身近な話に行こう。我が家と大久保通りの路地に少なくとも30年は続いてきた飲み屋があった。それがつい先頃店仕舞いして内装工事を始めていたので、何処かの物好きが、この異邦人ばかりの街で飲食店でも始めるのかと思っていた。ところが、本28日にその前を通ってみれば工事の進展も兎も角、横断幕が張られて「イスラムフード店が近々開店」と横文字が踊っていた。しかも、その規模はこれまでのどのハラルフード店よりも遙かに大きいのだった。

と言うことは、それだけこの街乃至は近隣に移住してくるイスラム教徒が増え続けて、その連中からの需要が増加の一途を辿り、現在の店舗数では間に合わないのかと考えるに至った。恐ろしいことだと思わずにはいられない。それが証拠に、最早大久保通りを歩いても韓国語が聞こえてくることはほとんどなく、中国系かイスラム教徒と思しき者たちが圧倒的である。既に指摘したことだが、ハラルフード店が増えるということはバングラデシュかその他のイスラム教徒の雇用が促進されるだけのことだ。それかあらぬか、海外送金の事務所がまた一軒増えていた。

私は政府は何らかの対策を講ずべき時が来ていると思っている。彼らは如何なる在留資格で入ってくるのか。まさか観光ヴィザではあるまいな。

JR山手線新大久保駅の増改築が進んだ:
先ほど、新大久保駅前に出て、新駅ビルの工事が進み建物を覆っていた幕が取れてその全容を見ることが出来た。驚くほど美しい外観の(確か)4階建ての駅ビルになるようだ。これそのものは、あの駅構内の大混雑が解消されるのだろうから、大変結構なことだとは思う。だが、老婆心ならぬ老爺心から言えば「この異邦人ばかりの街に大きなビルを建てて、日本人向けの店舗を誘致したのではあるまいな」となってしまうのだ。

現に、我が家の近くに30年続いていた「動かない寿司屋」は昨年廃業したし、上記のように飲み屋も閉じてしまった。ファミリーマートも一軒閉鎖された。風月堂2階の喫茶室も閉鎖されて、事もあろうに海外送金の店舗になってしまった。その状況下であの駅ビルにどういう店が出てくるのかは大いに気懸かりだ。私が言いたいことは「日本人相手の店は駄目だろう」という点だ。大久保通りを北新宿方向から明治通りまでバス停2箇所分を歩いても、都市銀行の支店はなくなりATMだけだ。それほど異邦人ばかりを相手にする店舗と事務所が増えたということ。

しかしながら、そのお陰かどうか、この街では物価は非常に安い。それは異邦人が増えた為なのか、日本人向けでは成り立たないということかと問われれば、私は「両方だと思う」と答えたくなってしまう。先ほども日本大学の某教授と今年最後の語り合いをした喫茶店のレジ係の青年はフィリピン人だったが、タガログ語は良く解りませんと言っていた。あーあ。



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