新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

吉本興業の騒動に思う

2019-07-22 07:47:28 | コラム
私には何の繋がりも関心もない世界での出来事だが:

21日はフジテレビだったかで松本人志と東野幸治が語るのを、投票に出かかるまで聞いていた。極端なことを言わせて貰えば「私にとっては事がどのように転んでも何の関係もないこと」ではあるが、彼らが何を言うかに少しだけ興味があっただけだ。

この両名が言っていたことと吉本興業社長・岡本昭彦氏が会見した述べたことを聞く限りでは、この会社の会長も社長も未だ経営者と言うよりも興行師が会社経営の責任を担っているだけであって、6,000人もの芸人を傘下に置き1,000名もの社員を統治する能力を備えているのではないようだと思わせられた。だが、この一件はテレビ局にとっては重大な運営上も問題であるので、一所懸命に採り上げて報じているのだと良く解った。

聞いていて気付いたことだが、内容も性質も全く異なるのだが、先の日大フェニックスの「レイト・ヒット問題」(=マスコミが言う「悪質タックル問題」のことで、詳細は避けるが報道の仕方は誤りである)と似ている点があるかと感じた。即ち、極悪人のように扱われた宮川泰介君が先に記者会見をして真相と思わせることを語ってしまったので、後から記者会見した内田前監督と井上下コーチが否定しても追い付かなかったし、宮川君が語ったことが「正しい」として世間に広まってしまった。言いたいことは「岡本社長が後追いで会見しても受け入れられるのか」なのである。

何れにせよ、テレビ局やスポーツ新聞は事の真相を承知しているとしても、この程度の話題で視聴者や読者の関心を煽るような報道を続けているのを苦々しい思いで眺めている。私はイランが絡みのホルムズ海峡対策というか有志連合の件や、ボルトン補佐官の来日と韓国行きに時間も紙面も割くべきだと思っている。「何だ、結局は矢張りマスコミ批判か」と言われそうだ。


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