新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

文在寅大統領は何がしたいのだろう

2019-08-30 08:29:44 | コラム
韓国は最終的な目標を何処に設定しているのだろう:

私はつい先頃文在寅大統領をやり口を見て、往年の萩本欽一の番組の題名だった「欽どこ」をもじって、「文チャンの何処までやるの」と揶揄したのだった。29日には光復節の「トーンダウンした」とマスコミが形容した演説とは180度転換して得意技である我が国を貶める内容の談話を発表している。彼らというか文大統領はこれまでの数々の国際法違反や条約違反に加えて次なる貶める為の手法として福島の食品の放射能汚染を持ち出し方かと思えば、パラリンピックのメダルのデザインは彼らが常に批判の標的にしてきた旭日旗を想起させて怪しからんと来た。

相変わらず貿易管理手続きの変更を半島からの労務者の判決に対する報復だと言い募るのにはもう馴れたが、今度はGSOMIAはその手続きを撤回すれば再考してやると言わんばかりの出方をしてきた。しかもそれに飽き足らず「アメリカがこの件に介入するのは余計なお世話だ」と言わんばかりに,本当は安全保障上もDPRKよりも遙かに重要な同盟国であるアメリカに向かっても反抗の姿勢を見せ始めた。文大統領が色々な意味で苦境に立たされているくらいは私にでも解るが、我が国をここまで敵視した上でアメリカにも逆らう先に、彼は何を目指しているのだろうかは解らない。

専門家の方々のご意見やマスコミ報道によれば、支持率も低下気味なところに後継者にと目論んでいた法相に指名した曽国氏の親族等に対する不品行が暴かれて検察の捜索が入ってしまったのでは,歴代の大統領の最後の切り札だった「反日、抗日、日本を陥れ蔑む」カードを切ってきたのは「あー、矢張りその手で来たか」と思わせてくれるのに十分である。見方にもよるだろうが文大統領は相当以上に手詰まりの局面に立たされているようだと読める。この状況では外務省の金杉局長が訪韓して談じ込んでも事態は一歩も動くまいと思う。

私は文大統領と韓国の進歩派が我が国を貶めようと企んで打ってきた手の中には,政府が本気になって対抗手段か救済の手を打たねばならない案件があると思っている。それは北九州に韓国からの旅行者が来なくなったことによる地元経済の苦境である。それでなくとも不振に悩んでいる地方の経済に、今度は大豪雨が襲ってきて家屋の喪失や交通手段の壊滅等の大損害と事故が大規模で生じているのだ。雨は未だに降り止まぬ様子で被害は拡大しそうだ。この事態は何とか言うボランティアの方が1人で向いて解決出来るものではない。私は政府の緊急の対応が必要だと思っている。

そこで、文在寅大統領がどこまでやる気なのだが、まさか彼は我が国をあらゆる手法で攻め立てて「悪う御座いました。前非を悔いて貴国のお言葉に従って全てを元に戻しますからお許しを」とでも言わせる気ではあるまいと思う。だが、アメリカを含めた3ヶ国の同盟関係をぶち壊すようなことをして、その先に何があるのかを考えているのだろうかと疑いたくなる。彼が本気でDPRKと統合すれば我が国をも凌駕する経済大国、それも核兵器を持った大国にのし上がってアメリカの支援も保護も不要になれるととでも夢見ているのだろうか。

GSOMIAを破棄して金正恩委員長を喜ばせ、中国とロシアに極東における覇権のチャンス到来と思い込ませ、その一角に滑り込もうとでも計画しているのだろうか。それならそれで結構だが、危機に瀕しかかっている自国の経済はどうする気なのだろうか。YM氏がいみじくも指摘したように、アメリカは既にGAFAが代表するように物造りからソフトの経済に転換してしまっている。韓国が半導体を造るといっても、その形態では所詮はアメリカのソフト産業の下請けになっただけだ。文大統領の眼力はそこまでに及んでいるのだろうか。その親会社のアメリカを敵に回しかねない反アメリか的な言動はプラスになると思っているのだろうか。

文在寅大統領ばかりを批判してきたが、この韓国の動きを見る時に我が国がどのように対応して不条理に暴れ回る文在寅大統領と韓国を何時の日か制圧して、正常な日本対韓国の関係に持ち込んで東アジアを安定させねばならないのだ。安倍内閣には何時までも「静かな無視」を続けるだけではなく「物言う正当で理詰めの対抗策」に打って出て頂くことを期待して終わる。兎に角「正義は我が方にある」のだから。



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