日本に住んでいる外国人を国別に分析して見れば:
ここ低次元の国際化が悲しい程進んでしまっている東京都新宿区百人町に長年住んでいる私は「一体全体、我が国はどれ程多くの外国人が住んでいるのか」と「ここ新宿区の34万人程の人口の12%を占めている約4万3千人の外国人たちの国別の内訳はどうなっているのか」に大いなる関心と興味があるのだ。
そこに我がアパートの「自治会たより」の最新版には、有り難いことに2023年11月時点での国別の内訳が掲載されていた。それによれば、矢張り1位は従来通りに中国だった。そこで「たより」の国別の内訳を引用していこうと思う。
1位は中国人で17,310人、2位は韓国人で9,056人、3位はネパール人で3,092人、4位はベトナム人で2,450人、5位はミヤンマー人で2,300人、6位は台湾人で1,831人、7位はアメリカ人で1,158人、8位はフランス人で736人、9位はフィリピン人で663人、10位はタイ人で596人、11位は英連合王国人で394人、12位はバングラデシュ人で368人(とは少な過ぎで以外だった)、13位はウズベキスタン人で305人、43位はインド人で272人、15位はロシア人の241人、
という具合だった。
では、我が国全体に住む外国人はどうなっているのかと、出入国管理庁の統計を調べてみた。それによれば2023年6月末で下記のようになっていたので引用してみる。
合計では322万3,858人となっていた。その内訳は293万9,051人に特別永住権者の28万4,807人が加わるのだ。日本全体に占める比率は約25%である。その国別は下記の通り。
(1)中国788,495人、(2)ベトナム520,154人、」(3)韓国411,748人、(4)フィリピン309,943人、(5)ブラジル210,563人、(6)ネパール156,333人、(7)インドネシア122,028人、(8)ミャンマー69,613人、(9)米国 62,425人、(10)台湾60,220人、
となっていて、新宿区と構成する国は同じだが、順位が異なっていた。
次に、わが国全体の上位の都府県を見れば、下記のようになっていた。
(1) | 東京都 | 627,183人 | (+31,035人) |
(2) | 愛知県 | 297,248人 | (+10,644人) |
(3) | 大阪府 | 285,272人 | (+12,823人) |
(4) | 神奈川県 | 256,738人 | (+10,948人) |
(5) | 埼玉県 | 221,835人 |
矢張り、政令の大きな都市を抱えている所に外国人が集中しているのが明らかなようだが、東京都には抜群に多いのは、各国の大使館等の公館が多い事と海外の企業の支社や支店が多くあるからだろうと考えている。個人的には中国人が多いことはどうしても気になってしまう。
終わりに、私の持論を述べておこう。それは「先進国から我が国に支配階層に属するような人たちが移住してきた一旗揚げようなどと志すことはないだろう。例えば「年間1,500万円超に学費を投じてハーバード大学のビジネススクールでMBAを取得したような精鋭が我が国での立身出世を目指して日本にやってくるか」という事。
私は「我が国を目指して入国してくる連中は自国で何ともならず、日本に行けば『何とかなるか』と目論んでくる、必ずしも歓迎する必要がない連中である」と認識している。換言すれば、我が国を“land of dream”の如くに見て遙々やってくるのだ。でなければ、中国から2ヶ月も歩いてアメリカ入国を果たした者がいみじくも言った「自由がある国だから」と似たような目的があるのだろう。
ましてや、発展途上国や低開発国から観光ヴィザなどで入国して、パスポート弥ヴィザが失効しても帰国しようとはしない者たちの残留をむざむざと許してしまうことは、我が国にとっては決してプラスにはならないのである。この辺りが「インバウンド客歓迎」の「コインの裏側」なのである事を、政府に充分に認識して対策を講じて欲しいのだ、我が国が食い物にされぬように。