新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

近頃気になっていること

2024-10-11 06:43:20 | コラム
「石破首相はキリスト教信者」他:

キリスト教徒は嘘をついてはいけない:
数日前のPrime Newsで佐藤優氏が「石破首相は生まれながらのキリスト教教徒プロテスタント」と指摘していた。「石破首相の「豹変」即ち、度々前言を翻すことを「嘘つき」と非難されていることに触れてのことだった。当方は「あー、そうだった。石破さんは信者だった」という程度の知識だった。

そこで思い出したことがあった。我が社が日本法人に代わる前に代表者だったB氏はプロテスタントの宣教使からビジネスの世界に転身した人物で、その為に覚えた日本語は中々のものだった。だが、かれは屡々「前言を翻す」性癖があった。その点をスタッフミーティングで北アメリカ駐在経験豊富なFM君が鋭く日本語で突っ込んだ「キリスト教信者が嘘をついて良いのですか」と。

B氏は一瞬グッと詰まったが、何事もなかったかのように、その突っ込みを無視したかの如き答え方で躱してしまった。後になって調べてみると、十戒の中に「嘘の証言をするな」があるから、それが「嘘を言うな」と解釈されているようだった。ではあっても、信者であろうとなかろうと、政治家であろうとなかろうと、前言を翻すのは宜しくないように思うのだ。

何故、Dodgersだけを応援するのだろう:
今朝もテレビも新聞も「大谷が活躍してDodgersが勝った」と我が事のように喜んでいた。確かに、大谷翔平は昨日ヒットを一本打って8点取った中の2点目のRBIを稼いだ。だが、負けてしまって2勝2敗に追い込まれたPadresにも大谷が尊敬するダルヴィッシュ有と松井裕樹と二人も日本人がいるのだ。この先に当たるNY Metsにも千賀滉大がいるのだが。

何も、大谷翔平だけが日本の野球を代表してMLBに参加した訳ではあるまい。ダルヴィッシュだった38歳になっても通用する投手として認められ、Padresから長期の契約をしているのではないか。松井だって通用しているが、鳴り物入りの高額契約でDodgersに転じた山本由伸が金額に見合う働きをしたか。

彼等の報道の姿勢には明らかに「偏り」があると思う。どっちがリーグ優勝決定シリーズに進もうと「良かったね」と褒めれば良い事ではないのか。それとも。大谷翔平の活躍を中心に報じれば視聴率も取れるし、紙も伸びるからとでも言うのか。

テレビ局も大変なのだな:
グッと、俗っぽい話題に変えていこう。毎朝、新聞のテレビ欄、それもBSを注視していると面白い現象にぶつかる。それは、必ずと言って良いほど2~3局で「浅見光彦シリーズ」」を流すとあるのだ。これは大袈裟に言えば、数十年続く現象である。他にもテレ朝の「科捜研の女」と「お宮さん」も長寿だ。フジでは「赤い霊柩車」もそうだろう。水戸黄門様だって「リマスター」まで出ている。それに、全局と言える程、朝から晩まで「テレビ通販」だ。

地上波だって負けていない。テレ朝の早朝番組「暴れん坊将軍」などは、我が方が朝の時計代わりに長い間点けっぱなしで流している「グッド!モーニング」の前に、何十年経っても出てくる。矢張り、黄門様も暴れん坊様も不老不死だったのかと感じ入っている。何処かに出ていたが、各局とも長引く不況下ではBSの時間を埋めるのに四苦八苦なのだそうだ。

要するに、当方はBSの番組編成がテレビ局の好不況を判断する材料になると思って観察しているのだ。間もなくNPBの日本シリーズが始まり、そして終わるだろう。すると、各局のBSはまたまた編成に苦労するのかと思うのだ。