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3月1日に行われたロシア・フランス首脳会談

2010-03-05 | ラジオ
ロシアのメドヴェージェフ大統領とフランスのサルコジ大統領が、3月1日にパリで会談を行い、終了後の共同記者会見の中で、一連の国際問題の解決において両国の見解が一致し、信頼が高い水準にあることを確認した。

サルコジ大統領は3月1日、2日からロシアとの間で同国の(?)艦4隻の売却交渉が始まったことを明らかにしている。
これまでロシア側は4隻のうち1隻はフランが買い付け、残り3隻は技術を所得する形でロシアで組み立てると伝えていたが、サルコジ氏は軍事設備を搭載しない形で4隻を売却することになると伝えた。
また大統領は両外相と国防相が一同に介し、2プラス2協議の開催も提案している。
フランス側は(???)艦の売却を国家同士の、信頼強化に関わる問題を結びつけたことになる。

一方メドヴェージェフ大統領は、ロシアとフランスは戦略的パートナー関係にあり、互いの間に思想的な違いは無いことを強調している。
ロシア側は数々の主要な国際問題のうちでも、特にアメリカとの間で行われている戦略攻撃兵器削減条約の交渉に付いて言及した。

これまで日露(なんで日本なの???)両国の核弾頭数の制限を設けてきた、第一次戦略兵器削減条約は、2009年12月5日に失効している。
メドヴェージェフ大統領は新たな条約締結のための、露米交渉は終わりに近づき、現在は細部に付いて合意が図られており近く調印されるだろうと話した。
前回の交渉は2月27日までに閉幕し、次回は3月9日に始まる。

そのほかの国際問題の中ではイランの核問題をめぐる状況と、イスラエル・パレスチナの中道問題がテーマとなった。
メドヴェージェフ大統領はイランの核問題に関する交渉状況の悪化を指摘し、ロシアは非常手段としてイランに対する制裁を審理する用意があると伝えた。
一方で制裁は念密に考慮された鮮明なものでなければならず、一般市民に影響を与えてはならないとも語っている。

メドヴェージェフ大統領はまた、中東和平国際会議のモスクワ開催を求めた。
この2ヶ月の間に自身がパレスチナのアッバス議長や、イスラエルのネタニヤフ首相とそれぞれ会談したことを指摘した上で、残念なことだが互いの話をよく聞かないことが一番の問題だ。
しかもますます互いの話に耳を傾けなくなってきているとと現状を語った。

その上でフランスの仲介の下、近いうちに状況の打開を図りたいと伝えている。
さらに大統領は自身が提唱している、ヨーロッパの安全保障の枠組みの改革に付いても言及し、現在のヨーロッパの安保問題の解決には新たな手続きが必要であるとの意見を述べた。

大統領は2008年に起きたグルジアによる、南オセチアへの攻撃を指摘し紛争はグローバルな手続きは手続きではなく、EUのポテンシャルならびに勇敢さと強い意志を発揮した、フランスのサルコジ大統領の個人的な参加によって解決することが出来たと語った。
その上で欧州の問題は、我々が自らその解決の仕方を身に着けなければならない
し、現行の手続きの枠内で解決は図られなくてはならないと述べた。
大統領は2008年、夏にベルリン訪問した際、一つの国、一つの国際組織が欧州の安全保障を独占するようなことがないような、新たな安全保障の枠組みを構築することを提案している。

今回の会見ではロシアが提出した欧州安保条約の条約案に付いて、変更も含めて検討する用意があると話している。

(?)は何と言っているのか聴き取れない

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小田中 直樹
文藝春秋


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3月2日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル