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中国空母の特色によせて(1)

2010-03-15 | ラジオ
現在、北京で行われている全人代(3月14日に終了)で代表のリー海軍大将は地方メディアのインタービューに対し、多くの国が空母を所有しており、中国のような大国もこれを所有しなければならないと発言した。
リー海軍大将は外交官の慣わしとして、中国の国旗の下に漢字の書かれた初めての空母が現れるのを待っていたことを口には出さなかった。
外国の軍事専門家によれば、中国で製造される初の空母2隻は全速力で建設が進められているとのことだ。
幾つかのデータでは排水量が50トンから60トンの戦艦は、2015年には配置出来るだろうと見られている。

ロシア極東研究所所長は、この計画に関しての公の場で活発な議論が交わされることで、徐々に国内外で中国の持つ国際的影響の新たな推進力と、充分に強大な国の実現に向けて、国内外の人々に心の準備をさせていると話している。
「空母の建設に付いての問題は、実際のところ本当に興味深い問題だ。中国は伝統的にいつも軍事(???)という方向を一切無視するか、もしくは海軍施設の航空巡洋艦を真剣に検討してこなかった。
自前の空母建設に関する話にあるのは、議論的な性質だけではない。
重要なのは中国が初の空母建設計画の現実化に踏み切ったということだ。

中国の軍事関係者たちの政略的思考のこの様な転換は、一体何を暗示するのだろうか。
ここには中国で高まる空母建設への関心と、様々な側面からの結びついている二つの条件があると考えられる。
ある一つの側面からは、この試みは台湾周辺や、また石油資源が眠っているらしい南シナ海への、中国の存在を強化するという現実的な、狭い地域での問題を解決するためのものだと言える。
またもう一方ではこの計画には、狭い地域での局面のほかに国際的な文脈もある。

(???)は不明瞭な発音で聴き取れない。
長文のため中国空母の特色によせて(2)へ続く

3月11日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル