水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

学びの森 アートフェスタ2006

2006-11-04 22:39:29 | 「学びの森」での美術展
11月1日

清水緑地、壁泉、岐阜駅、学びの森など、それぞれの怒濤の勢いで搬入作業を終えやっと一段落と思いきや、僕の中ではメインイベントと言える各務原でのイベントが行われました。

       
(各務原市長来訪)

このイベントでは「アーティストグッズ」と題した作家による小品販売を行ない。出品したものが芸術作品ばかりではありませんでしたが、若手の作家にとっては大変な励みになったように思います。

       

       

       
(アーティストグッズ - 展示即売会)

隣の作家の作品の売れ行きが気になったり、
何故売れないのかが気になったり
逆になんでこんなものが売れるのか。
など、色々な意味で色々な刺激が今後の方向性を考える上で貴重な経験になったことは間違いないでしょう

また、何より展覧会期間中に何らかの現金収入が得られるというのは嬉しいものなんですね。

それとこうした、イベントでバザーを実施することは多くの人が思っているほど簡単なことではないのです。

たとえば、公の美術館なんかで展覧会を行なって展示即売会を行うことは、まず出来ません。

また、美術展をそれなりの規模での企画提案したりするには教育委員会の後援を得なければいけなかったりするのですが、教育委員会の委員の方の多くは公務員であり、美術展を発案するのも学校で先生をしている人であったりするから、公務員主体で運営される美術展であることが多いのです。

つまり、公務員法の壁がある以上、ボランティアで美術展を企画することは出来ても、作品販売をすることは制限されるので、公務員が主体で行なわれるが故に、販売行為は敬遠され、本腰を入れて考えることはないので実際に売買が行なわれるのは稀なのです。

しかし、制作意欲の向上と作家の育成には小品販売は最も有効な手段です。

ですから、お役所とか官僚主体での展覧会よりも、
より、一般の民間レベルで下から押し上げてくる様な形で、
公務員ではない作家自身が提案した展覧を実現させ、そのなかで小品販売に代表される商談活動を実現してゆく必要があるように思います。

もちろん、公共空間を使ったりする以上、お役所との関わりは必要不可欠です。
行政として、そうした機会を提供することを目的とした提案なりがなされることが必要だと思います。

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(Tシャツアート - ワークショップ)
       

       

       

       


(はんこ作り - ワークショップ)
       

       

       

       

       



話が少しそれますが、今回のイベントの題名が「アートフェア2006」という名称だったんですね。

実は今回のイベントそのものには、はじめはそうしたネーミングもなされていなくて、今回、僕達が提案した野外美術展にちなんで付けられたそうです。

また、イベント主催者側より2007、2008年と継続的にご提案くださいと要望がなされたので、作品展示、ワークショップ、小品販売など継続的に提案できる窓口ができました。

今後が楽しみです。