本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

「仕事に行くではなく、知恵を出しに行く」:松山情報発見庫#31

2005-01-07 04:21:20 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
今回は若松義人氏 の『トヨタ流「改善力」の鍛え方』 です。

トヨタでは仕事に行くことをタイトルでも示しているように「知恵を出しに行く」ということがあるらしい。
これは今巷で話題のトヨタの仕事術である「改善」ということに深く関係している。
改善とは「やむことのない自己革新」ともいうべきものである。

また「単なるものづくりの手段手法」というより「人間の知恵を生かす、人間のためのシステム」といわれている。

このように、ただ効率を上げたり、技術を挙げたりという経営者本位のシステムではなく、従業員の満足にも気を払ったシステムがトヨタにはあるのである。
だからこそ、トヨタは世界にどうどうと名を輝かせる企業となりえたのであろう。

この本は、このような「人間の知恵を生かした自己改革術」とでもいえるトヨタ流「改善術」を日常のレベルでも生かそうという自己啓発の本である。
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この本から広がる好奇心!:松山情報発見庫#30(後編)

2005-01-07 03:26:08 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
いつも何かに掻き立てられるより、たまには感性の赴くままに生きていきゃいい。
そう思う今日この頃。

さて、今回は前回取り上げた『プロ論』の後編です。

まず第4章「働くことがイヤになったとき」から

糸井重里氏
:「出世、大好き。」だっていいじゃない。自分が何を求めているか、高らかに宣言しなさい。
養老孟司氏
:若い人の弱点は、今の自分で世界を考えたがること。自分が変われば、世界も変わることに気づいていない。
:先が見えないときは、まず一歩を踏み出してみなさい。

つづいて第5章「仕事でヒットを飛ばしたいとき」
安西水丸氏
:東京でしっかり仕事が出来れば、どこの国でも通用するんですね。
:面接って、受かろうと思って受けないと落ちるんですよ。だから、絶対に受かるんだという情熱を、自分に必ず持たせることが大切。
:何かしらの才能が、人には必ずある。
:やりたいこと、好きなことはきっとある。それを素直に、仕事選びのヒントにすればいい。
おちまさと氏
:恋愛するのと同じパワーで仕事に向かうことが出来れば、これは強いですよ。
:常に自分を冷静に見つめ、危機感を持つことが大切になる。危機感こそ、自分を常に成長させ続ける大きな源になる。

次は第6章「苦しい時期を乗り越えたいとき」
井筒和幸氏
:本当になりたいと思うてたら、その通りになるんですわ。ならないのは思いが足らんからや。
 思ってたら、自然とそうなるように行動するんやから。会話も人付き合いも変わってくる。
:プロの職人とは?
 その仕事が好きで、非の打ち所のない仕事をする人。
 自分のやっていることに事情を持っている。
清宮克幸氏
:きっとうまくいくと考えて、いつもプラス発想する。あれこれ悩まない。それが勝負に勝つ秘訣だと思う。
:思うことはどんどん口に出す。謙虚に生きてたって、人生面白くない。
*高橋がなり氏については#29の記事をご参照のこと。

てな感じです。
ここで取り上げた人意外にも、すごい人の熱いことばがほんとうに盛りだくさんでした!
コメント (7)
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