本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小野晋也氏:知恵の人。元気の人:松山情報発見庫#35

2005-01-11 00:52:17 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
起愛塾のビジネスプラン発表会で小野晋也氏が来られていた。
とてつもなく元気な人だ!
エネルギーの塊のような方だ!
それが第一印象だった。
自分の住む愛媛県からこのような方が政治家として頑張られているということが誠に誇らしいことだ。

今回は、会場で小野晋也氏が無料配布されていた『日本人の使命-人間の森文明』という書物について取り上げたい。
ひとことで言えば、この書物は知恵の人の記した知恵の書物という感じである。
タイトルからすると内容が川勝平太『「美の文明」をつくる』という書物に似ているのかなと思ったが視点がもっと根本的である。

「人間の森文明」として、人類は森の生態系のように雑多な個性がありながらも、全体として調和を保たなければならない。
これがひとことで言うこの本の趣旨だ。
どのような社会を日本が、そして世界が目指すべきかということが熱く語られている。

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「人間の森文明」の6つのポイント
①人間の主体性を尊重する社会
②個人の成長を尊重する社会
③個性の価値を重視し、千差万別の形態を求め合う社会
④全体として調和を尊重する社会
⑤官僚的統制ではなく、自立的コントロールによって運営される社会
⑥譲り合いの精神で自らを周囲にささげあう社会

他にもこの本には国民として、市民として必要とされる政治倫理、労働倫理などが「青年よ希望たれ!」という感じで盛りだくさんで記されている。

さすがに無料で配布するということだけあって、思い入れの強さを感じた。

最後に、小野晋也氏が僕にこの本に書いてくださったメッセージを。
「偉大な仕事は、夢で始まり、情熱で持続され、責任感で成就される。」
堺屋太一氏のことばに小野氏が、修文されたものらしい。
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バカと知性はどうやら対立するらしい?!:松山情報発見庫#34

2005-01-11 00:02:51 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
この本(『頭がいい人、悪い人の話し方』,樋口裕一)はひとことで言えば、知性を感じる話し方とはどいうものかということを、その対立概念とされている「バカ」なはなし方とのケーススタディを通じて考えるという構成になっている。

ちなみに本書では「知性」は「無知な状態から少しでも逃れて、物事を理解しよう、自然や社会や周囲の人や自分自身を理解しよう」とするはたらき。
というように定義している。(215ページより)

この本は具体的にどうすればよい話し方を習得できるかというより
各人のトガった性格。トゲのある話し方をやんわりと気づかせてくれる。
そして、その処方箋をそれとなく示してくれるという感じの内容である。

最後にこの本は今、相当売れているっぽいです。
どんな本が売れるのか?
日本人がどんなタイトルに惹かれるのか?
ということも垣間見える感じがします。
コメント (3)
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