本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

逞しき自己実現。:松山情報発見庫#242

2005-08-04 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
マズローの欲求階層理論では、人間は、生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求というような欲求をそれぞれ満たすと、ピラミッド型のそれを上っていくように上へ上へと新しい欲求を満たそうと力を発揮していこうとするという。
8月1日付の日経新聞で心強い気分にさせられる記事が載っていた。
まずは、戦後60年を振り返る記事でくらしと社会の両面から戦後60年の時代の特徴を掘り下げていこうというものだ。

その中で、団塊の世代の方々が働く様子を「企業戦士」といつものごとく称し、「終身雇用や年功序列賃金を疑うことなく『モーレツ』に働いた」と書いている。
うむ!
なにもかもマズローの理論に当てはまればいいというわけではないが、おそらくこれは、マズローの理論でいえば、おそらく安全の欲求、親和の欲求という段階なのだろう。
ところが、今は、同じ日の日経新聞に、
「第2新卒女性転職加速へ」というタイトルで、
ここ数十年間で企業がリストラなどを進行させていく中で、自己啓発、能力主義を説いた事がきっかけとなり、キャリア構築を個人に課したために第2新卒の女性の中で転職が活発化していると述べている。
この女性たちに共通するのが、ネガティブな理由というよりも、「高度な仕事を求めて常にキャリアアップ」を考えていることだという。
まさに、自我の欲求から、自己実現へと時代の欲求回想が上って言っているという証ではないだろうか?

時代の若者論とは逆行するようだが、同考えても今の若者のほうが、それまでよりも良い方向に向けて動いていっているとしか思えない。

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