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本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

鉄砲トーク術!:松山情報発見庫#249

2005-08-12 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』,石井裕之
この本では、一言でいえば、相手との信頼関係を築き、よい人間関係を構築する方法をコールドリーディングという手法を通じて紹介する本だ。
コールドリーディングとは、
「まったく準備なしで、初対面の人を占うこと」
「人の心をその場で占うこと」
つまり占い師のようなことをする力ということだ。

この手法一読してみることで気づくことだが、要するに、別に占い師、およびこのコールドリーディングは施術者側から占っているわけではなく、相手の中に沈殿している思いをいわばカウンセリング的な聞き方(傾聴)によって引き出しているということである。
コールディリーディングがいわば傾聴と異なりそうな点が、広く一般的に当てはまる話題、二律背反する性格特性、などに関する質問をそれと悟られない形で相手に振りかけていくことで、相手から話を引き出し、その上に、プラスの評価を加味していくことで相手にそうあってほしいという将来像をともに作り出すということだろうか。

当たり障りのなさそうなことでも、そのリーダーにより当てられたという経験が相手のと間に、信頼関係を築き、より多くの情報を語ろうという気持ちにさせる。
その方法がシンプルだが、深く語られている本だ。
一度読んでわかってしまうという内容というより、何度も読み返すことでその内容、手法を理解していくというコールドリーディング基礎マニュアルだ!!
面接に、プレゼンに、恋愛に、いろいろ応用が利くように書かれている本なのでぜひ一度試してほしい。
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