![]() | 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た日経BP社このアイテムの詳細を見る |
この本の著者は、
「心理テストはあたらないといけない。あたらない心理テストは占いと同じである。また、当たってもバーナムのように誰にでも当てはまるテストは使い物にならない。つまり、テストは、ターゲットにしっかり当たること、そして外れたときは外れたとわかることが大事である。」(本文:210ページより)
という。
文中にあるバーナムとは心理テストの効果をあらわす用語で、誰もが当たっているという質問を聞くことで、結果として誰もが納得を出すという形のテストのことで、筆者も槍玉に挙げている。
村上氏は、この本で、
a.誰にでも当たる
例:
バーナム効果,血液人間学(いわゆる血液型で人の性格を類型化しようとするもの)
b.作成者の主観、恣意的な思い込みにより作られており当たらない
例:
内田クレペリン , YGテスト , ロールシャッハ法
というように分類することで性格診断テスト、心理テストのだまし、ウソを暴こうとしている。
はっきりいって日経BP我出しているとは思えないほど辛辣な内容だ。
人事関係の仕事をしていて、心理テスト、性格テストを取り扱う機会がある方、
学生で受ける機会がある方にはぜひ読んでみて欲しい本だ。