本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

エンプロイアビリティーが人生を変える。:松山情報発見庫#261

2005-08-24 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
ほほ~。
こんな会社があるんかいな!
環境に関する仕事につきたいそんな人の想いに答えるべく、環境に特化した人材紹介、派遣をしている会社があるというのだ。
最初は、その真新しさに目を引かれネットで検索してみた。

すると、びっくりした!
環境に関する仕事につきたい人。
つまりは、自分の好きなことで飯を食いたい人。
要するに、今の若者なのだ。
ということは、まさに、若者に、今働くということに不満を抱いている人を対象とした仕事をしている会社ということなのだ。
この会社の名前は、株式会社 グレイスという。

ホームページの中での「働き方を考えよう」というコーナーは秀逸だ。
こんなにハイレベルで、ハイクオリティーな就業観を説いたコンテンツがネットだけで終わってしまうのはもったいない気がした。
この「働き方を考えよう」というコーナーでは、
仕事にもともと優劣はないし、職種による差もない。
働く本人がその仕事への価値決定をなしているだけで、一方の人は同じ仕事を通してやりがいを感じることがあり、不平不満を感じる人もいる。
その差が出る原因が、エンプロイアビリティーの差によるという。

エンプロイアビリティーとは、雇用される能力ということ。
これを構成するものは、①スキル②職歴で、
①のスキルの中には、履歴書などに現れる「専門分野での能力、実績」といったものと「思考特性、行動特性」といったことが含まれる。
問題なのは、後者である。
この中には、仕事から喜びを得える能力、仕事・人生へのモチベーションといったことが含まれるのである。
つまりは、自分が仕事に価値を見出すことができるかといったことも、このエンプロイアビリティーのなかに含まれているのだ。
仕事の中に価値を見出すことができるには、社会的にその仕事が敬意を払われている必要がある。
そうすれば、自分からも、社会からも求められている仕事をしているということで仕事へのモチベーションもあがり、高いエンプロイアビリティーへとつながるわけだ。

このグレイスという会社では、
「環境」という「好きなこと」を通して納得いく仕事探しを支援すると言うことをしているわけだ。
名前は出さないが、就職活動のプロセスを商売にして学生に確かな価値判断をできなくさせてしまっているような人材関係の会社もある一方でこういった会社にはたいへん関心が持てる。
また、時間があるときにじっくりページを見て勉強したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする