東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

荒川選手の国旗を掲げてのウイニングランをカットしたNHK

2006年03月02日 23時45分31秒 | NHK
荒川選手の国旗を掲げてのウイニングランをカットしたNHK

2月24日朝、日本中にしわわせをくれた荒川シーちゃんありがとう。
老人が一番うれしかったのは、これから表彰台に行こうという控え室で、大きな日章旗につつまれ、満面の笑みで喜んでいたシーン(いや、シーちゃん)。

金メダルをもらって、国歌を聴いたあと、あの旗を高々と掲げてウイニングランをするんだ、想像するだけで老人は涙が止まらないのでした。そのシーンこそ全国民がまっていたのです。

シーちゃんは、あの控え室で、きっとウイニングランのことを考え、テレビを見ている日本の全員にどんな表情をみせるか考えていたに違いありません。

(老人の名前もシーちゃんなので、シーちゃんといってごめんね)

そうです。国旗を持ってリンクを回って、金メダル選手の演技が全て終わるのです。そして、シーちゃんは競技よりすばらしい最高の演技をこのランで見せてくれた(ような)のです。

NBCオリンピック速報、arakawa選手の写真は、当初82枚あって、そのかなりが国旗を持ってのランのものでした。2日現在、5枚中2枚がそうなのです。もちろんそこが一番感動したシーンだからにちがいありません。

NHKの放送は、私たちが一番見たかったこのシーンを落としてしまいました。
国際映像が来なかったそうです。しかし、大金をかけていながら、不完全な放送になってしまったことは、JRで言うと福知山線事故級の「NHK史上最大級の」事故といえるでしょう。

本来なら、事故直後から責任者が、シーちゃんならびに視聴者に謝罪し、国旗ランのフルシーンを10回位流さなければなりません。

なぜならば、ほって置けば「この件は偏向NHKがわざとやったに違いない」という声が上がり、聴取料不払いの口実になるからです。

然るに昨日の10時のニュース、失望しました。荒川選手生出演です。有働さんは、「あなたの一番きれいな場面を写せなくて、本当にごめんなさい。全国の皆様にもお詫びします。それでは、荒川選手、もっとも輝いた国旗ランのシーンをたっぷりとお送りします」といわなければならなかった。そして、スローVTRも交えて放送しなければならなかった。

ところが、謝罪はもちろん、この件について、何のお話もありませんでした。申し訳程度の、ただの2秒くらいの映像を写しただけです。

民主党の謝罪を見てもわかるように、こういう明確な悪事の謝罪は早いほうがよかった。NHKも対応を間違えました。さてどういう結果になるのでしょうか。

                               以上