ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

9月第3金曜日はグルナッシュのワインを楽しむ「世界グルナッシュデー」

2017-09-29 18:54:36 | ワイン&酒
すでにイベント告知していましたが、9月第3金曜日に都内で開催された
「世界グルナッシュデー」のイベントに参加してきました。




「世界グルナッシュデー」は、グルナッシュ種からつくられたワインを楽しむ日で、グルナッシュ協会公認イベントです。

グルナッシュ協会(Grenache Association)なんてあるんですね!

グルナッシュ-Grenacheは、スペインではガルナッチャ-Garnachaと呼ばれます。



グルナッシュというと赤ワインの印象が強いですが、黒ブドウ(グルナッシュ・ノワール)だけでなく、白ブドウのグルナッシュ・ブラン果皮がモーヴ色(ごく薄い紫)のグルナッシュ・グリ(グリは灰色の意味)があり、白ワインロゼワインもつくられます。



ロゼは色がキレイで華やか~



フランスでは、グルナッシュは南部で多く栽培され、他の品種とブレンドされたものが多いです。




やせた土地で収量を制限して栽培すると、品質の高い、長期熟成が可能なワインができます。

上等なグルナッシュのワインを熟成させて、ピノ・ノワールのような官能的なニュアンスを感じることもよくあります。
ですから、ピノ・ノワール好きの方は、グルナッシュも好みに合うと思います。




おおらか、のびやかで、若い頃はチャーミング、熟成を重ねるにつれ、艶やかな色気が出てくるグルナッシュは、私ももちろん大好きです。
ここ最近は、グルナッシュ好きの人が増えてきたかも?と感じます。

赤ワインだけでなく、フレッシュで果実味豊かな白ワインで楽しむもよし、美しい色合いとピュアな果実味がチャーミングなロゼワインで楽しむもよし。

さまざまなカラー、スタイルのワインがつくれるグルナッシュは、要注目のブドウ品種。
価格帯的にも、手頃に買えるものが多いのも魅力です。




「9月第3金曜日は世界グルナッシュデー」の歴史はフランスから始まり、世界に広まりつつあるようですが、日本では今年で2回めの実施でした。



参加者もインターナショナル





料理も色々と用意されていました



私はスパイシーなラムのミートボールがとても気に入りました

グルナッシュのワインは料理となじみやすく、料理もワインもおいしくなります。





何十種類あったのか数えていませんが、ほぼ制覇!(笑)



“11月第3木曜日はボージョレ・ヌーヴォー解禁日”と同じように、

“9月第3金曜日は世界グルナッシュデー”も広まるでしょうか?




[出展インポーター]
Le Coq au Vin / TK フィールド株式会社 / Tradivin

コメント
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