南仏の観光地「アヴィニョン」の有名スポットといえば、昨日の「アヴィニョンの橋」が日本人には一番が知られているかもしれませんが、一般的には「アヴィニョン教皇庁」が最も有名ではないでしょうか?
アヴィニョン教皇庁 Palais des papes d'Avignon
フランス王とローマ教皇の対立により起きた事件を機に、フランス王による教皇コントロールが始まります。
その後、教皇庁がフランスのアヴィニョンに移され、新しく教皇になったクレメンス5世(実はフランス人)が、アヴィニョンを教皇の座所と定めたのが1309年のこと。
アヴィニョンに座所を移したことは、教皇側としては一時避難のつもりだったのに、神聖ローマ帝国がイタリアを侵略したことにより、ローマに戻れなくなり、クレメンス5世を含めて7代の教皇(全員フランス人!)が、アヴィニョンにとどまることになりました(~1378年)。
これが「アヴィニョン捕囚」と呼ばれた時代ですね。
そこで建てられたのが、アヴィニョン教皇宮殿(教皇庁)Palais des papes d'Avignon です。
1352年に建設が始まったようです。
とても大きな建物で、案内板もありますから、どうやっても迷わずに行けます(笑)
アヴィニョンの橋からも教皇庁が見えています
人の大きさと比べてみると、本当に大きい宮殿!
外観を写真に撮るだけならタダですが、内部に入るには入場料がかかります。
団体の観光客が多く、観光ガイドさんが、それぞれの国の言葉で説明していました。
コロナ禍の後は、こうした光景は見なくなるかもしれないですね。
全体の模型図がありました
音声ガイドの貸し出しがあるので、スポットごとに説明が聞けます。
休憩できるカフェテラスのあるようでしたが、この時はクローズされていました。
上の方に登ってみました
前の写真は、この写真の右端の塔の上ですね。
アヴィニョンの橋も見えます
背の高い建物はアヴィニョン市庁舎
段差のあるところをあちこち歩き回ることになるので、足腰の弱い方はご注意を!
本当に素晴らしい建物です。
宮殿を含め、1995年にアヴィニョン歴史地区としてユネスコ世界遺産に登録されています。
コースの最後にはお約束のお土産コーナーが(笑)
もちろん、ローヌのワインが置いてあります。
ローマ教皇と縁のあるワイン「Châteauneuf-du-Pape」を買いたい方は、記念にしたいならここで。
本当は、ここから遠くないワイン産地に買いに行くのがベストですが
アヴィニョンに来たら、ここはやっぱり見逃せません!
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