昨日紹介した試飲会から、アルザスワインをピックアップします。
フランスのアルザス地方はドイツとの国境にあるワイン産地ですね。
ドイツだった時代もあり、フランスの中では独特の存在感をもっています。
アルザスは個人的にも非常に好きな産地ですが、コロナ禍が続く今年は、なかなか出合いの機会がありませんでした。
が、へえ~と思った、こんなワインに出合いました。
アルザスのワインだそうですが、原産地呼称はVin de Franceになります。
PÉPIN - ORANGE (France, Alsace, Vin de France)
PÉPIN- ORANGE(ペパン オランジュ)は、Gewurztraminerと Auxerroisからつくられたオレンジワインです。
アルコール度数は 15% !
小売価格は3,200円
なんですか?これ?と思うプロフィールのワインですが、口にするとやさしく、しっとり落ち着いた味わいで、気に入りました。
アルコール15%もあるのに、アルコールを感じないのも不思議です。
オーガニック生産者ですが、詳しい情報が見つかりません。
Duo Œnologie の創設者であるXavier Couturier と Pierre Sanchezが関与していることはわかりました。
ミステリアスなワインなので、飲みながらあれこれ探るのも面白いと思います。
「PÉPIN-Rouge」という赤ワインもあり、使用ブドウはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ピノ・ブラン、ピノ・グリで、産地情報はアルザス&ラングドック。
ブドウ品種を見るとラングドック&アルザスというのは納得ですが、このブレンドの仕方はアリ?
フランスワインを飲む際、伝統産地の伝統ブドウの正統派ワインを求める人が今もなお多いかと思いますが、近年のトレンドは変化に富んでいます。
オレンジワインもトレンドのひとつですが、さまざまなブドウの組み合わせも突飛なことではなくなってきたように思います。
今は、これまでの常識からは想像できないワインも出てきていますので、柔軟に受け入れてみるのも楽しいのではないでしょうか?
※輸入元:アンディゴ(京都市北区)
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