ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ワインにホップ使用!?“新感覚”クラフトスパーク 「メーカーズレシピ スパークリング ウィズ ホップ」

2020-06-02 17:05:13 | ワイン&酒

もうひとつメルシャンから。

 

本日、6 月 2 日(火)に全国で新発売されるスパークリングワインを紹介します。

 

その名は「メーカーズレシピ スパー クリング ウィズ ホップ」

 

ホップを使った “新感覚”のクラフトスパークリングワインで、メルシャンの若手醸造家たちが手掛けた新商品で、今までにない「味覚」「香り」「後口」を目指してつくられました。

 

ワインなのにホップ使用?というのが不思議ですが、メルシャンのワイン技術に、同じキリングループ会社であるキリンビールのビール開発におけるホップ活用技術を組み合わせています。

また、ホップをワインと組み合わせる際には、メルシャンの持つ梅酒の浸漬技術も駆使されています。

 

このワインに関しては、ウェブでの発表会(ウェビナー)が4月にあり、メルシャン株式会社マーケティング部長前田宏和さんと、同藤沢工場技術課の赤宗行三さんをオンラインで繋ぎ、プレゼンテーションが行なわれました。

 

ちなみに、メルシャン藤沢工場は、今年2020年が開業100年だそうです。

 

 

メルシャン 「メーカーズレシピ スパークリング ウィズ ホップ」 

甘味果実酒(発泡性)

アルコール度数8%、 500mlびん

2020 年 6 月 2 日(火)・日本全国で新発売

価格: オープン価格

※栓はスクリューキャップ

 

 

この商品を開発することになったきっかけは、赤宗さんが外国でホップ入りのワイン(実際に製品としてあるそうです)に出合ったこと。

これは面白い、これならワインをもっと気軽に飲めるし、日本のワイン文化をもっと広げられるのでは?と、赤松さんと2名の若手(女性)が商品開発に取り組みました。

3人とも20代だそうです。

 

「メーカーズレシピ スパークリング ウィズ ホップ」は、ホップをワインに浸漬させています。

詳しい製法は、現在、特許出願中なので公開できないとのこと。

「形状や産地の違うさまざまなホップを試し、香りや苦みが一番ワインと合うものを選び出し、ワインも、ホップに一番合うものをつくった」と、赤宗さんの談。

 

ワインは外国産のものを使用していますが、凛とした果実感のあるものを選び、フルーティーで華やかな特徴を持つホップと組み合わせ、香り豊かで心地よい苦みも楽しめるものに仕上げているそうです。

 

 

実際に飲んでみると、まず華やかな香りが印象的。ホップのニュアンスも少しある?

マスカットを思わせる香りに、フローラルな花の香りが華やかに匂い立ち、穏やかな柑橘の香りも軽くあります。

口に含んでみると、香りから来る華やかな味わいがあり、みずみずしいフルーティーさと、やわらかな酸味のバランスの重心がふわりと上の方にあります。。

スパークリングワインなので、泡立ちはありますが、キリっとした泡というよりも、舌にプチプチ当たる軽快な泡です。

キリリとした辛口タイプというよりは、やさしさのある軽快なやや辛口で、余韻に、ホップから来ているのかもしれませんが、ほんのりとしたビター感がありました。

 

香りが華やかでアロマティックな印象が強めなので、人によって好みがわかれるかもしれませんが、アルコール度数低めで、口当たりいのよいスパークリングワインなので、ワインをあまり飲みなれていない人に受け入れやすいのではないかと思います。

 

 

料理との組み合わせで赤宗さんのオススメは、「塩味の強いもの、油を多く含むもの」

塩味の焼き鳥、塩で食べる天ぷら、鶏のから揚げ、フライドポテト、ピザ、チーズ、キッシュ、パスタなんかよさそうですね。

 

 

また、このワインを飲むときは、スパークリングワイングラスではなく、タンブラーやコップなど、カジュアルなもので気軽に楽しんでほしいとのことでしたので、私もいつも使っているコップで飲んでみました。

器は、自分の好きなものを選ぶと楽しいですね。

 

 

このスパークリングワインのサイズは500mlで、栓はスクリューキャップ。

ひとりで飲んで、残ったら栓をして取っておけるけど、ふたりならあっという間になくなるサイズなので、アペリティフ的に飲む感じになりそうでしょうか。

 

 

 

商品のコンセプトである“クラフトスパークリング”は、近年若い世代に人気のクラフトビールからの発想で、職人の手作り感のある“クラフト”を訴求したロゴ、醸造家のひと手間を考えたレシピブックのアイコンという、こだわりのあるデザインラベルになっています。

 

 

2019年の日本のワイン市場は微増の数字ですが、スパークリングワインの1割増加が、ワイン全体の販売量を増加に導いています。

中でも500mlサイズの     スパークリングワインが対前年比1割増で、20~40代の消費者に好まれているという調査結果があるとのこと。

これを受け、メルシャン株式会社では、若手醸造家が手掛けた新感覚のクラフトスパークリングワインを新発売し、より親しみやすく、さまざまなシーンで楽しめる「カジュアルスパークリングワイン」を提案することで、新たな市場拡大と、さらなる活性化を図っていくそうです。

 

「メーカーズレシピ スパークリング ウィズ ホップ」はオープン価格ですが、店頭では600円ちょっとくらいだそうです。

気軽に買えるプライスですし、スクリュー栓で開けやすく、サイズ的にも使いやすいので、家でのちょこっと飲みに活躍してくれそうです。

アルコール8%と軽めなのも、サラッと飲めると思います。

 


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