スペインワイン試飲会で出合ったスペインワインをもうひとつ。
産地はカスティーリャ・イ・レオン州グレドス山脈。
グレドス山脈は、ポルトガルを含むイベリア半島のちょうど中央あたりに位置しています。
グレドスの自然豊かな地で放棄されたブドウ畑に出合い、樹齢100年クラスになるというそのブドウ畑を蘇らせようと始まったプロジェクト「Vinos Naturi」のワインです。
Vinos Naturi ヴィノス・ナチュリ
左)Malavara White 2022
中)Malavara Orange 2021
右)Flama 2022
ホワイトは、アラリヘ、チェルバ、モスカテル、ほか土着品種数種のブレンド。
オレンジは、希少土着品種マルヴァール100%。
フラマはガルナッチャ100%のロゼ。
いずれのワインもブドウ樹ファーストで、ブドウ樹に無理強いせず、ケミカルなものを排除し、昔ながらの農業を実践しています。
土地の地場品種を使っているのもいいですね。
試飲して気に入ったのは、マラバラ・オレンジとフラマのロゼ。
うま味が滲み出て、じゅわりとジューシー。
オレンジワインのマルヴァールは果皮が分厚い白ブドウなので、果皮から来るもろもろの成分がワインの中に出て複雑味あり。
ガルナッチャのロゼワインは、ほっこりする癒し系。
個人的には、ロゼが一番気に入りました
誰にも気づかれず、長い間放棄されていた古いブドウ畑を見つけ、復活させるって、宝探しのようでワクワクします。
そんな経緯でつくられたワインに出合えたのは僥倖でした。
※輸入元:ヴィノ・ルサファ
参考上代(税抜き):白 4,900円、オレンジ 5,400円 ロゼ 4,700円