カリフォルニアワイン続きで、3月に都内で開催されたカリフォルニアワイン試飲会で気になったワインをいくつか紹介します。
カリフォルニアワイン=高級でお高い、というイメージがあるかもしれませんが、フレンドリーなカリフォルニアワインもたくさんあります。
たとえば、ナパ・ヴァレーのカモミワイナリーのこちら。
Rosso di Ca'Momi 2018 Ca'Momi Winery
「カモミ」は、イタリア出身の3人の共同経営者が2006年に立ち上げたワイナリーで、自社畑はすべてオーガニック栽培。
「ロッソ・ディ・カモミ」は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ジンファンデル、プティ・シラーのブレンドの赤ワインで、参考上代は1,496円(税込み)。
試飲して価格を見た時、え?これでいいの?!って思いました。
バランスがよく、ほどよいコクと飲みごたえのある赤ワインで、食卓で色々と活躍してくれそうです。
これと同じブレンドで、ナパ・ヴァレーのブドウのみの「Rosso Napa Valley 2019」が新商品として入荷してきていますが、エリアが限定されたワインなので、2,695円(税込み)と、少々価格が上がります。
The Atom Cabernet Sauvignon 2019 Plymouth Wine Company
The Atom Chardonnay 2018 Plymouth Wine Company
こちらの「ジ・アトム」も新商品で、シャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨンがあり、参考上代は1,980円(税込み)と、2,000円を切ってきます。
プリマス・ワイン・カンパニーでは、いくつかのブランドのワインがありますが、「The Atom」は割と最近のブランドらしく、カリフォルニア全域から厳選したブドウが使われています。
この価格には見えない洗練されたデザインのエチケットは高級感があります。
味わいも洗練され、豊かな果実味に軽快さが加わり、心地よく飲めます。
私のイチオシはシャルドネで、正直言ってシャルドネは好んで飲まないのですが、「The Atom Chardonnay 2018」は樽(アメリカン&フレンチオーク樽)の使い方が繊細で、自然にスーッと入ってきました。
「The Atom」ブランドは、覚えておいて損しません
Ballard Lane Zinfandel Central Coast 2018
「バラード レーン」は、セントラル・コーストで5代続く栽培家ファミリーが手掛けるワインです。
こちらはセントラル・コーストのジンファンデルですが、有機栽培の認定をされた畑のブドウを100%使い、ジンファンデル80%、ラグライン15%、ムールヴェードル5%というブレンド比率です。
北イタリアはチロル地方トレンティーノ=アルト・アディジェの黒ブドウ「ラグライン」、スペインや南仏プロヴァンスで使われる「ムールヴェードル」を加えているのがユニークですが、それが奏功し、非常にまとまりの良いなめらかなワインに仕上がっています。
このワインも参考上代2,420円(税込み)と、コスパ抜群
DIVUM Pinot Noir 2015
「ディヴァム」はモントレーで4代続くファミリーのプライベートブランド。
ピノ・ノワール、しかも熟成が進んだ2015年ヴィンテージが参考上代2,530円(税込み)というのは、なかなか見ないのでは?
2015年は「カレラ」のワインメーカーだったサラ・スタイナーが手掛けたヴィンテージだそうです。
のびやかでみずみずしい果実味にあふれ、ピノ・ノワールらしいチャーミングな味わいがバランスよく楽しめます。
これは買い!
アメリカの専門誌で91点の評価だそうで、そうでしょうね、って私も思います。
このように、ていねいに探せば、フレンドリーな価格で高品質な、満足いく味わいのカリフォルニアワインが見つけられます。
肩の力を抜いて飲める上質なワインを選ぶことも、ひとつの大事なカリフォルニアワインの楽しみ方だと思います。
今回紹介したワインの輸入元は、すべて アイコニック ワイン・ジャパン(株)で、同社のサイトから直接購入可能です。
大手ネット通販でも取り扱いがある商品もあるようですので、気になるアイテムがある方は探してみてください。
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