先日、オーストリア試飲会で出ていた Rubin Carnuntum(ルービン・カルヌントゥム)を紹介しましたが、本日はもうひとつのルビンワインを紹介します。
Rubin Carnuntumの「Rubin」はドイツ語の「ルビー」から来ていますが、本日のルビンはブドウ品種名です。
Rubin 2019 Ross-idi (Bulgaria)
ルビンはシラーとネッビオーロの交配により1941年に誕生したブルガリアのブドウ品種です。
どのグラスに注ごうかしら?と考え、ブルゴーニュグラスにしました。
このグラスで正解
グラスに注いですぐは、シュッとしたキレイなタンニンが印象的で、まだまだ若く、開くのに時間がかかりそう?と思ったのですが…
ゆっくり飲み進めていくと、果実味がうまみを伴ってにじむように広がり、じんわり滋味~
ジューシーな酸がタンニンを溶かすような感じでにじんでいきます。
横に広がるブルゴーニュグラスだったので、空気に触れる面が多く、早く開いてくれたと思います。
焦点がボケていますが、「OLD VINES」とラベルに書かれているのが見えますか?
古木ということで、樹齢がどれくらいなのか調べてみましたが、生産者のサイトでも樹齢は記載されていませんでした。
でも、それなりに樹齢の高い木なんでしょう。
にじむような味わいですが、きちっと凝縮されたエキス分も感じます。
アルコール度数は13.5%
いつものように、1本を3日かけて飲みましたが、初日はまだぎこちなく、2日めになると伸びやかさが出てきて、より本領を発揮してくれるようです。
シラーとネッビオーロの交配ですが、私は、ネッビオーロの要素の方を強く感じました。
果実味がみずみすしく、酸がキレイで上品。どこかピノ・ノワール的なニュアンスも。
なので、ブルゴーニュグラスで飲んで正解、と思ったのです。
エチケットのイラストを見るに、品種名の「Rubin」を、宝石のルビーにひっかけているようですね(笑)
でも、Rubinの名前自体は、やはりルビーのような「色」に由来しているみたいです。
生産者は私が推しているブルガリアの若手、ロシデイ。
ここのワインは色々飲んでいますが、どれも外れなく、私の好みにドンピシャ
ブルガリアのワインは飲み慣れていない人の方が多いかもしれませんが、自分好みの生産者が見つかると、そこから広がっていけると思います。
※輸入元:トラキアトレーディング 希望小売価格:4,500円(税抜)
[参考]
心おだやかになるカルヌントゥムのワイン@オーストリア
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/16614d5f955f5ce149b13575e9b1c9d2
ゲヴュルツトラミネール100%のオレンジワイン@ブルガリアNO.1ワイナリー?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/5f99e67f8235148e8fb6761f1932b6f9
この生産者のワインはどれも素晴らしい!ーロシディ@GWに飲んだワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/ca19440b25390eb394417e142ee76433
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