今年の立春の日に、「立春朝搾り酒」を買いに行ったついでに、
思わず ラベルに惹かれてジャケ買いしたサケ を紹介します。
イットキー IT’S THE KEY 純米吟醸 720ml
玉川酒造(新潟県魚沼市)
純米吟醸酒ですが、どう見ても「ワイン」の雰囲気ですよね?
ラベルにも書かれているように、1673年(寛文13年)創業の蔵元で、現在は18代目のようです。
そんな伝統ある蔵元が、こういうラベルを貼ったのは、このところ順調な海外市場を意識してでしょうか?
この酒も、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で、2017年にメイン部門の「最高金賞」を受賞しています。
ということなので、ワイングラスで飲んでみました。
純米吟醸酒なので、イタリアワインのフランチャコルタ用グラスに注ぎました。
[参考] 「ワイングラスでおいしい日本酒」のグラスって、どんなグラス?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/8949c0158baf6a2a4610c1d7a46e6e5d
まずは冷蔵庫で冷やしておいた冷たい状態で飲むと、ん???なんか不思議な香りがするし、味わいもかなりの変化球!
ひねたような香り&味わいで、甘さがかなり強い!
酸味もあり、甘酸っぱい酒です。
香りは全然違いますが、飲むヨーグルト寄りの甘酸っぱさ?
いや、でも、味わいは、やっぱりヒネていて、シェリー酒とか、フランスの黄ワインのヴァンジョーヌのような風味で、苦手な人は多いかもしれません。
これは、食事と合わせるよりは、食後酒的に飲むのが良いのでは?
裏ラベルの説明を読むと、
「日本酒の新しい世界の扉を開くカギをイメージしたお酒」とあります。
だから、ラベルに鍵が描かれ、名前も「IT’S THE KEY」なんですね。
アルコール度数も12%と、低めです。
英語バージョンの解説
オススメの温度は、5℃以下、または50℃以上となっています。
かなり甘みが強く、クセがあるので、キンキンに冷やして飲むのはマルです。
が、50℃以上ですか!?
アツめにお燗して飲んでみました。
色はかなり黄色くなります。
独特の香りがさらにむわ~っと来ます!
香りは開きますが、濃度が高まり、味わいも、お燗することで集中し、ピシッと引き締まります。
酸味のあるビターチョコと合わせたら、いい感じに溶け合いました
中途半端な温度だとダレるので、キンキンに冷やすか、キュッと熱燗にするかのどちらかで飲んだ方がいいと思います。
上述したように、食事と一緒に飲む感じの味わいではないので、開栓してから飲み切るまで、10日かかりました。
毎日ちびちび飲んでいたわけではなく、思いついたら最後に1杯、という感じで飲んでました。
最初はクセの強さに、飲みにくさを感じましたが、だんだんと慣れてくるものですね(笑)
後半はずっと、冷蔵庫からすぐの冷たいままで飲んでました。
冷たい状態の甘酸っぱさが、だんだんと好ましく感じるようになったので。
直後に、チョコレートひとかけと一緒に、のパターンが多かったですが、黒糖かりんとうとの組み合わせもおいしかったですよ
お値段は、この4合瓶で1300円くらいだったと思います。
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