外がかなり暗くなった夕方18時前、玄関に「すみませーん」と若い男性の声。
「何でしょうか」と私。
「開けていただけませんか?」とお兄さん。
「どちらさまですか?」と訊くと、
「近所の家の工事している者ですが、お宅の屋根が壊れています。
開けてくれませんか?」と、再三、ドアを開けることを要求するお兄さん。
いやいや、どう考えても怪しいでしょ?
そもそも、こんな暗い時間に、2階建ての家の屋根が見えるわけありません。
懐中電灯などで照らして一軒一軒の屋根をチェックしていたら、不審者でしょ。
それに、18時前という時間帯は、どこの家でも夕食の仕度などで忙しいのに、わざわざ声をかけてくるのは非常識です。
また、この時間帯から屋根に上がるなんてできないでしょうね。
「いや、今なら無料でチャチャっと調べられます」とでも言って屋根に上り、手持ちのハンマーなどで瓦を割って写真を撮り、「ほら、壊れてますよ」とでも言いそうな気がします。
実際、屋根に上がって、壊れてもいないのにわざと壊すのが常套手段だそうですから。
それで修理し、高い修理代を請求します
高齢者家庭だと、若い男性の勢いに押されてドアを開けてしまうかもしれません。
日没後は、周囲はかなり暗くなってきていますから、強引なことをしても、道行く人にも気づかれにくい、と踏んだのかもしれません。
「ウチでは屋根をみてもらっている業者さんがいるので、そこに確認しますね。
親切に教えていただき、ありがとうございました~」とドア越しに言うと、諦めてくれたようでした。
「屋根が壊れています」と家に押しかけてくるのは、ほぼ詐欺です。
万が一、本当に親切で言ってくる通りすがりの業者がいたとしても、その場では断りましょう。
我が家には、年に1、2回ほど、「屋根が…」と声をかけてくる人がいますので、「またか~」という感じですが、初めて遭遇した人は、「え?屋根が壊れてるって、それは困る!」とパニックになってしまうことがあるかもしれません。
とにかく、
■ドアを開けない
■家に上がらせない
■屋根に上がらせない
■「いつも見てもらっている業者さんがいる」と言う
■もしくは「親戚に(知り合いに)屋根の業者がいる」と言う
普通はこれで諦めて帰ってくれるようです。
今は「コロナ感染が心配なのでドアを開けられません、ごめんなさい」と言えば、撃退の確率は高くなりそうですね。
逆に「家にコロナ陽性者がいるので」と言えば、すぐに帰ってくれるかもしれません (笑)
なお、詐欺業者と思われるお兄さんがいなくなってたっぷり30分過ぎてから(すぐに外に出ると危ないと思ったので)、家の外の門扉を見に行ったところ、ちゃんと閉まっていなくて、外側に開いていました。
まともな業者だったら、こういうところはキチンとしているはずです。
なのに、開けっ放しで帰るなんて、まっとうな業者じゃないでしょ?
ちなみに、我が家の屋根の様子は、2階のベランダの庇が視界を遮るので、前の道からはほぼほぼ見えません。サイドと、そこからの一部が見えるだけです。
しかも、陽が落ちて暗いのに、目視で見えるはずがないんです。
自宅の屋根の様子を前もってちゃんと把握しておくと、詐欺業者に付け入るスキを与えないと思います。
年末はなにかと物騒になってきますので、皆さんもご注意くださいね
今日のランチデザートは 栗蒸し羊かん
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