2017年5月の連休、穏やかな日が続いていますが皆様は自宅でのんびり?はたまた観光地ではしゃいでいるでしょうか。
ご隠居は自宅で朝からゆっくりしています。
さて4月に行った奥の細道の紹介が残っていますのでもう少しおつきあいくださいね。
芭蕉一行は飯坂温泉を出発して奥州街道を下るわけですが本文には「鐙摺(あぶみずり)・白石の城をすぎ・・」と簡単に記しています。
国見峠、伊達の大木戸をすぎて宮城県に入ってきました。
斎川宿にある甲冑堂です。桜が綺麗でした。
斎川宿も宿場町でしたが寂しそうで見るべき場所もありませんでした。
4号線もバイパスの方に車は行ってしまうので静かです。
ここに佐藤継信、忠信兄弟の妻、楓と初音の木像があります。
鳥居をくぐって振り返るとこんな感じです。
田村神社の境内に甲冑堂はありました。
田村神社は坂上田村麻呂が東征した機会にこの地で斎川沐浴し、鈴鹿大明神の力を借りて村の人達を苦しめていた悪路王、赤頭、青頭の鬼を退治しました。
その徳をしたって村人がこのお寺を建立したそうです。
坂上田村麻呂は日本中どこでもというか東北地方には武勇伝が沢山伝わっています。
日本がもし大陸と繋がっていたらローマ帝国のシーザーみたいにこの御仁も大帝国をつくっていたかもしれませんね。
甲冑堂です。木像は撮影禁止でしたが・・・・
ちょうど扉が開いていたので遠くから写させていただきました。
何となく凛々しい姿が見えます。
芭蕉は医王寺で義経の家来で二人の兄弟の末路に涙を流し、飯坂温泉でのんびり温泉に入り甲冑堂では二人の嫁の哀れさを感じ・・・では筋書きがちぐはぐだなと思ったのでしょうか。
医王寺で一気に世の儚さを盛り上げ、飯坂温泉では自分たちも旅の辛さを感じたように話をもって行ったのでしょうね。
今回の旅はもう少し続きます。