今回の旅行は本当に桜の綺麗な季節でした。(4月15日)
そこで奥州街道をもう少し北上しました。
白石市です。
白石市は人口約35000人、かつては18000石の城下町です。
伊達62万石の業績と繁栄の影に名参謀「片倉小十郎」の名声があり、明治維新までの260年間の居城となりました。
伊達藩最南端の守りの地「しろいし」です。
公園内に入るとお城が見えてきました。ご隠居の好きな城下町です。ここも桜が満開です。
緩やかな坂を登って城内へと向かいます。お花見のムードが一杯です。
天守閣のある小高い丘の上に出ました。
大手二階門から中に入ります。
お城の(天守閣)全容が見えました。
入場料を払って中に入りましょう。
平成7年、三階櫓(天守閣)と大手門が忠実に木造で復元されました。
以前に紹介した白河城も木造でした。静岡の掛川城なんかも木造とのことです。
大きなお城でもコンクリート造りで中に入るとデパートみたいにいろいろ展示してあるとちょっとがっかりしますよね。
以下最上部からの眺めです。
ここから入って来ました。
白石は白石温麺(うーめん)が名物です。
白石市商家資料館に隣接しているやまぶき亭で食べられるそうです。
この時はすごく混んでいて先を急ぐのであきらめました。もともと食にはこだわらない方ですがさすがにここではいつものように牛丼は食べませんでした。
市内には結構おしゃれな店があってパスタが美味しい店に入りました。
白石温麺の由来
今から400年ほど昔(元禄年間、芭蕉の頃です)城下に鈴木味右衛門という人がいました。
味右衛門の父は胃を病んで床に伏し何日も絶食することがありました。
麺ずきの父のため、胃に優しい麺を探し求めていたところ、旅の僧から油を一切使わない麺の製法を教わりました。
これを温めて父にすすめてところ、小麦粉と塩水だけで作られた麺は口触りがなめらかで消化が良く、長年患っていた胃病もたちまち回復に向かったそうです。
殿様がみちのくの人の温かい思いやりを賞で「温麺」と名付けました。