9月に引き続き秋田をもう少し歩きたいと思います。
秋田駅をわずか20分ほど走ると日本の大油田、八橋油田に着きます。
これがまた住宅地の真ん中にあるのです。
国際石油開発帝石が運営していて「ポンピングユニット」とよばれる機械で25基が稼働中です。
「ウイーン、ウイーン」と水飲み場のおもちゃの鳥のように一定のリズムで首を上下に振ります。
1分間に5~10回転させて24時間休まず営業です。
地下でセ氏50~60度、地上では20~30度まで温度が下がり油1、ガス1、水が8、開発当初は水は0だったそうです。
ちなみに地下1000mから2000mの砂岩から採取するそうです。
コスモス広場にあるレプリカ。
原油の世界生産量は44億トン。日本の生産量は47万トンで世界の1%にも満たない。
八橋は8000t前後と国内の2%ぐらいだそうです。
1955年ころには21万トン、2000人の人が働いていたそうです。現在は43人。
栗田秋田鉱場長は「世界情勢に左右されず、国内で原油を支える貴重な現場と」胸を張っています。
隣の公園ではコスモスが咲いていました。
サウジ最大のガワール油田では世界最大の埋蔵量を誇っていますが、
毎日数百万バーレルの海水を注入しているそうで一時の勢いはないのかもしれません。
南北280km、東西50kmとてつもな広い。しかし草一本も生えてないような砂漠地帯なのでしょうか。
八橋のように油が少し湧いているそばでコスモスが可愛く咲いていたりしてこじんまりしていていいですね。
鉄だとか銅とかやたら取れると戦争でもおっぱじめたくなるので資源は海外から買ってきてチマチマ働く方がいいと思いませんか。
しかし狭い日本でもわずかばかりの鉱物資源がいろいろとれるんですね。
金とは銀みたいに世界的にも誇れるよう埋蔵量が日本にもあるというのが出来過ぎでしょうか。
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