さて今宵の宿を予約してある元町にやってきました。
昭和61年の三原山の大噴火では町の近くまで溶岩が迫ったそうです。
本日の東京からの船は岡田港なので元町は寂しそうで人影もまばらです。
桟橋も船の姿はなく手持ちぶたさです。
右上(北東)の方が岡田港、左上(北西)方向が元町港、ちなみに左下(南東)方向が波浮港です。
船はその日の天候で(波の具合)で岡田港か元町港に接岸します。電車みたいにその船によって接岸する港が違うということはありません。
船が接岸するかしないかではお土産屋さんの売り上げにも響きますが神様が公平になるように采配を振っているかもしれませんね。
岡田港から元町には路線バスが一時間に一本ぐらい往復しています。約20分ぐらいの乗車時間です。
宿は比較的元町に多いようですが岡田港に船がついても宿に連絡すれば送迎してくれます。
源為朝の館跡
為朝(鎮西八郎)は保元の乱(源氏と平氏との争いではなくそれ以前の戦みたいです)で敗れここ大島に流されました。
為朝は身長七尺(2m10cm)程の大男、弓の名人などの武勇の伝説がいろいろある人です。
館は島民から赤門で親しまれ朱塗りの門、物見台、為朝神社、海に通じる抜け穴など残されています。
大宮の松原
夕陽が美しい場所だそうですが天気が悪いので今回は見学できません。
間伏地層断面
高さ30m、長さ600m、三原山のおよそ100年から150年程度に一回という大噴火によって降り積もった
スコリア火山灰主体の降下堆積物が幾重にも積み重なって見事な縞模様を造りました。
島の人はバームクーヘンとも呼んでいます。
さて今夜は為朝館の隣にある「ホテル赤門」に宿泊しました。
元町港から徒歩5分ぐらいの場所にあるのに温泉が湧いていて24時間入れました。
改めて火山の島だなと思いました。
夕食後宿の人に元町港船客待合所で夜祭りをやっているので見に行くように勧められました。
食後の暇つぶしと思ったのですが迫力もあってよかった。人の言うことは聞くものです。
伊豆大島は山手線内回りに囲まれたほどの面積で人口は8000人ぐらいだそうです。
毎年若い人が島を離れていって寂しくなるばかりとバスガイドさんが話してていました。
でのこのように残っている若い人たちが懸命に練習して盛り立てているのを見ると嬉しくなります。
安倍総理、地方再生は若い人達の力ですよ。
さて明日は波浮港に向かいます。
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