を観てきました。
ロードショウ初日だったせいか結構混んでいました。
シニア層が多いようでみんな1000円で観ているのかな。
タモリも鶴瓶もご隠居もみんな大好き吉永小百合さん。69歳
50年以上も昔、彼女が高校時代ブルーリボン賞をとった「キューポラのある街」で荒川の土手を懸命に走ったシーンが忘れられません。
あれから何十年、この年になっても吉永小百合さんの映画が観られるなんて幸せ者です。
原作を情景を想像しながら読んでいて映画を観るとなにか夢がかなったような気がします。
原作の大事な所を残しながらも新たな発想を入れて2時間余りにコンパクトにまとめた脚本も素晴らしいものです。
映画は安房勝山沖にある浮島に湧水を取りに行く場面から始まります。
和田浦のお祭り
外房のお花畑
いすみ鉄道の大多喜駅
房総半島が総出演です。
吉永さんが
「優しく暖かい物語を映画にして観客に届けたい」と話していました。
東京湾に面した小さな喫茶店を中心にそこに集まる人たちの人生です。
最近の映画では主人公が不治の病で死んでしまい可哀相的な話が多くてどうなのかなと思っていました。
この映画でも親が病気で死んだり友人が転勤で去っていくシーンがありますが誰もが人生の中で経験する普通の出来事として観られます。
誰にでもある日常を少しばかり感性を持ってひたむきに生きていけば自分も映画の主人公です。
原作でタニさんが東京湾をフェリーに乗って「カフェー岬」のみんなと去っていく場面がいいなと思っていましたが映画ではちょっと物足りなかった。
なにはともあれ肩に力を入れないで観られる映画です。
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