ラ・ラ・ランドを観てきました。
テレビのCMでよく流れていますがオープニングの高速道路の渋滞の中、躍り出す人々の場面が素晴らしい。
それから一気に撮影は進み主人公二人が公園でダンスの場面へと映画の中に吸い込まれます。
ただ物語は陳腐です。ジャズを愛するピアニストの男が自分が好きな音楽を演奏できる店を持ちたいと思っている。
そして彼に心を惹かれるハリウッドスターを夢見る女性。
女性役はエマ・ストーンです。特徴ある顔立ちですがアメージングスパイダーマンに出ていましたよね。
ご隠居はスーパーマンとかバッドマンは嫌いですが何故かスパイダーマンは好きです。
どうでもいいけど映画の中で主人公の女性は最初の頃プリウスに乗っていました。アメリカの風景に良く合っていると思いました。
そしてラストがいいんですよね。これから観に行く人もいるのであまり書きません。
ただ遠くから二人が微笑んで終わります。人生なんて思い通りいかない事が多い象徴みたいに。
ロケ地のロサンゼルスの町も魅力的に映っていました。
グリフィス天文台、グランドセントラルマーケット、コロラドストリートブリッジなど。
ご隠居は小説や映画を観てそこに行くのが好きなんですがロスではちょっと遠いです。あす新幹線で、というわけにはいきません。
ミュージカル映画を久しぶりに見ました。
昔は(というと笑われますが)自宅に大きな液晶テレビがあったわけではないし、レンタルビデもなかった。
綺麗な画面を早く見ようと思うと有楽町や新宿のロードショウをやっている映画館に行かなくてはなりませんでした。
ジュリーアンドリュースの「サウンドオブミュージック」(あれも出だしが綺麗だった)、「南太平洋」「メリーポピンズ」カトリーヌ・ドヌーヴの「シェルブールの雨傘」
そのおかげで自宅で観ているより感動もあったしあの時はだれだれと行ったとか世間では学園紛争があったななどと思い出されて懐かしくなります。
10年ぐらいたって(もし生きていればですが)「ラ・ラ・ランド」を観たら何を思い出すでしょうか?
3月の日曜日暇こいてぶらりと幕張まで出かけて帰りに一人で「てんや」で天丼食べて来たなぁぐらいか。世間では安倍総理が昭恵夫人がしでかした不祥事のもみ消しに走り回っていたなど。
だんだん思い出もこつぶになってきたようです。
今日は幕張シネフレックスも混雑していました。(3月5日)
本屋さんでも映画館でもベストセラーがでれば大繁盛ですので芸術家に良い物を作ってくれと祈るばかりでしょう。
そういえばアカデミー賞の作品賞発表で「ムーンライト」と間違われて気の毒でした。みんな大喜びしたのに。
世界中が注目しているような場面でもミスがあるんですね。もっとも人間だれでも間違いをするということが改めてわかって良かったなと思いました。
法律の手続きなんかでも(登記とか供託)添付書類が決まっていますが、この書類を紛失した時にはどのような代替え処置ができるとか細かく書いてあります。
そうです人間は間違ったり紛失たりするものなのです。ご隠居やそれに似たうっかり型人間はめげずにがんばりましょね。
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