昨日ロウバイの花を見て一泊したら雪になってしまいました。
秩父鉄道の三峰口に降り立つと雪が降っていました。
それでも三峰神社に向かう西武バスはかなりの人でした。こんな日でも人気あるなと思っていました。
ところが途中の三十槌(みそつち)の氷柱を見物する観光客が多くて途中で降りていきました。昔はそんなに有名じゃなかったと思うのですが最近ライトアップしてテレビのニュースになって注目を浴びているようです。
テレビの影響力はすごいなと思います。莫大なお金使ってCM流すわけです。
バスを降りると一面の雪景色でした。
ご隠居が大学生の頃ここを重いリュック背負って雲取山まで縦走したことがありました。すっかりその時のことは忘れました。
ただ言えることは今だったら金くれるといわれても登らない。
雪を踏みしめながら参道に向かいます。
三つ柱鳥居にたどり着きました。
各地からの講の石碑が建っています。
随身門
雪はますます激しくなってきます。
拝殿
三峰神社は宝登山神社と秩父神社と合わせて秩父三社と言われています。
日本の歴史を語る時には毎度お馴染みというか三峰神社も日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征中にこの地を通り三峰の山々の素晴らしい風景に感動して祀ったのが起源だそうです。1900年ぐらい昔とか。本当かな。
その後弘法大師空海が観音像を安置したそうですよ。
神楽堂
雪の中みんなお札をいただいていました。
ここは金運の神様。ご隠居もお賽銭あげてよくお願いしてきたのでこれから仕事がガンガン来て金持ちになれるかもしれない。営業努力しないでいつも神頼みです。
雪の帽子で寒そうです。
このお水舎の床面から辰年の時、龍の形が浮かび上がって有名になりました。
昨年「ペテロの葬列」というTBSのドラマがありました。
主演の小泉孝太郎がピッタシカンカンの番組でここにきて体験して驚いていました。今日は雪で一面水浸しです。そして視聴率アップを祈願したところドラマが始まると数字はよかったみたいですよ。
さて参拝を終えて三峰口駅前に戻りました。
時間に余裕があったので駅前の福島屋さんに入って雪を見ながらかつ丼を食べました。
昔からある店です。旅人の休息場所です。現代風の創作料理なんかはありませんが日本人がずう~と愛してきた蕎麦とか丼ぶりものは美味しいですよ
店内から駅前を見ると誰もいません。店内も4,5人のお客さんはいますが話をする人もいなく時計の秒針の音だけが聞こえます。
酒を温める器から暖かそうな湯気が出ています。
昔は電車で来てここで荷物を整えてミソおでんなんかを食べて神社や登山に出かけたものでした。
そういえば帰りのバスで雪の中を神社に向かう大型観光バスがビュンビュンとすれ違いました。
クラブツーリズム、トラピックス(阪急交通社)、はとバスなど。都心から直行で来て何か所もの観光地を一気に見て回るみたいです。
便利さと引き換えに一回でいろいろ見すぎて感動が薄れてしまうのではと老婆心ながら心配しました。
降る雪や 昭和は遠く なりにけり
帰りの電車の車窓からも雪景色になっていました。
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