さて三笠公園から出ている連絡船乗って東京湾の無人島「猿島」に行ってみました。
たった10分の船旅です。島からの最終便は17時です。それ以降誰もいなくなることになっています。
先ほど見学した三笠が海上から見えます。
桟橋を離れるとすぐに猿島が見えてきました。
猿島の桟橋に間もなく接岸です。
「猿島」という名称は
1253年5月、日蓮上人が房総から鎌倉に渡る途中に嵐に遭い、船の進む方向が分からなくなったとき、どこからともなく一匹の白猿が現れました。
そして船の舳先に立ち島へ案内したという伝えからきています。
島には唯一の小さなビーチがありました。
バーベキューができます。道具も貸してくれて材料も販売しています。
島には持ち込み禁止のものも多いので手ぶらで来ましょう。
のんびり一日夏休みの思い出になりそうです。
それでは島内を歩いてみましょう。約1時間、秘境のまね事・インディ・ジョーンズの気分です。
旧要塞施設が並ぶ切通し
ひんやりとした空気が流れています。
突然キ・キ・キッと得体のしれない動物が横切ったりしませんでした。
のんびりとウグイスが鳴いています。どこまでも日本の島です。
弾薬庫
樹木の緑がますます濃くなってきました。
明治時代に「フランス積み」とよばれた方式で建造された弾薬庫、兵舎、司令部などが当時のまま残されていてシーンと静まり返り非日常的です。
愛のトンネル
カップルが二人で通り抜けると・・・夏の海 ではなかった。ではどうでしょう。
「この男と将来うまくやっていけるかなぁ」などと悩んでいる時二人でやって来ていい感じだったらうまくいくかも。
最近若い人が「いい感じです」とよく言いますよね。
ご隠居の所に来ている保護観察中の少年が
「毎日ちゃんと規則正しくまじめに生きているかい」とこごとを言うと
「かなり いい感じでㇲー」なんてすっきりした顔で答えます。(本当かな)などと思ってしまいます。
トンネルを出て島の頂上へ向かいました。
砲台跡
ここまできて桐野夏生さんの「東京島」という小説を思い出しました。
桐野夏生さんは好きな小説家ですがこの小説はなんだかなぁと思っていました。
しかし谷崎潤一郎賞を取っています。
その後映画にもなりました
木村多江が主演で、この人「リング」では貞子役の評判が良かったようです。
ロケ地は奄美諸島の沖永良部島や徳之島だそうですよ。
丘に上がると海が見えました。横須賀はやっぱり海が似合いますね。
それでは横須賀界隈のお話はこれっきり・これっきり・もうこれっきりで終わりです。
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