村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

31.エレベーターが危ないなんて常識ですよ、もっと気をつけましょう

2006-06-12 21:32:00 | 暮らし
今回のエレベーター事故で「えー、まさか、こんなことあるのか?」と思っている方々が多いようですが、現実にエレベータ事故はかなり多いのです。
どうも多くの方は、たまたまあまり事故の経験がないので「安全だろう」と勝手に思い込んでいるのです。
ものすごく危ないのに事故に遭わないから安全だと思うというのは、極めていい加減なものの考え方なんです。

①自動車の事故
②飛行機の事故
③乗り降りを含めて電車の事故
④階段での事故
⑤滑りやすい床での事故
⑥シャッターの事故
⑦自転車の事故
⑧ツマヅキの事故
⑨鉄棒や遊園地の遊具の事故
⑩カッター、刃物の事故
⑪ゴルフ・スキー・・運動の事故
⑫落石・枝・蜂・遭難等森での事故

ところがエレベーターなんかでも慎重に確認して乗る人を全く見たことがありませんし「注意してエレベータに乗りましょう」なんて張り紙も見たことがありません。「手をはさまないように」くらいですかね。

①床がきちんとあることを確認する
②床が上下にずれてないか確認する
③ゆっくり慎重に乗り降りする
④戸は完全に開いたことを確認
⑤閉まる戸に手や身体を差し込まない
⑥異音・異常な動きがないか確認
⑦降りる時は余裕をもって外に出る
⑧自転車などを持って乗り降りする場合は、よほど慎重に乗り降りする
⑨携帯電話をもって乗る
⑩できるだけ階段を利用する
⑪牛ぎゅう詰めで乗らない
⑫外国製エレベーターは乗らないか、又は気をつけて乗る

エレベータなんてのは安全な部屋ではなく、空に上る絨毯みたいなもので、ロープとモーターとブレーキでできているんですから、その一つが壊れてもとんでもない事故になるのは当たり前なんです。とてつもない事故がありえるという覚悟で危険一杯という感覚で利用することです。
エレベーター以外の場合も同様です。ラッシュで無理やり電車に乗るなんてのも危険ですし、たかが床を歩くことでさえ滑って大事故になる場合が意外に多いのです。
特に最近のハイテクな機械はマイコンを搭載していますが、マイコンなんてのは半田付け不良・ソフトのバグ・回路の破損・劣化・温度や湿度・雷・静電気・地震の影響なんてことがありえます、保守点検でも一番苦手なのはマイコンや電子回路なんです。壊れているかどうかわかりにくいし、いつ壊れるかわからないからです。
まあハイテク機械は完璧ではありませんから、「石橋をたたいて渡る」べし。
一般的に機械の不安全さを予測して予防・緩和・対応処置を準備するということが全くできない人が多くなっているのは、こういう事故が今後も増えることを意味しています。事故を防ぐのは、唯一自分自身の心がけでしかありません。
現実に今回も中学生は死んでしまったのですから、シンドラー社が悪いのなんのと言っても後の祭りですね。
コメント
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