評価5
再読(前回2018年12月1日)。
1970年3月31日、羽田から福岡へ向かっていた日航よど号が赤軍メンバー9人によりハイジャックされた。よど号は三日後ピョンヤンへ向けて飛び立つが偽装工作により韓国の金浦空港へ着陸。現地対策本部事務局長として事件処理にあたった著者により知られざる真実が明かされる。
よど号には会社社長と神父の二人のアメリカ人が乗っていたが、金浦空港で乗客が解放された直後、神父の方が忽然と姿を消したという。金浦空港への誘導は米国と韓国の共同謀議との疑いを持つ著者は、その理由を上げ、神父がCIAのエージェントではないかとの見解を示している。なかなか興味深い見方である。
しかし、日本政府の腰抜けさ加減(外交音痴)といい、マスコミのいい加減さといい、著者も指摘しているように「昔も今もなんにも変わっていない」ことに愕然とするばかりである。そして、世界同時革命根拠地論なるものをふりかざして北朝鮮に渡ってはみたものの、犯人たちはチュチェ思想に洗脳され、その妻たちが世界を股にかけて日本人拉致に手を染めて行くのである。
再読(前回2018年12月1日)。
1970年3月31日、羽田から福岡へ向かっていた日航よど号が赤軍メンバー9人によりハイジャックされた。よど号は三日後ピョンヤンへ向けて飛び立つが偽装工作により韓国の金浦空港へ着陸。現地対策本部事務局長として事件処理にあたった著者により知られざる真実が明かされる。
よど号には会社社長と神父の二人のアメリカ人が乗っていたが、金浦空港で乗客が解放された直後、神父の方が忽然と姿を消したという。金浦空港への誘導は米国と韓国の共同謀議との疑いを持つ著者は、その理由を上げ、神父がCIAのエージェントではないかとの見解を示している。なかなか興味深い見方である。
しかし、日本政府の腰抜けさ加減(外交音痴)といい、マスコミのいい加減さといい、著者も指摘しているように「昔も今もなんにも変わっていない」ことに愕然とするばかりである。そして、世界同時革命根拠地論なるものをふりかざして北朝鮮に渡ってはみたものの、犯人たちはチュチェ思想に洗脳され、その妻たちが世界を股にかけて日本人拉致に手を染めて行くのである。
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