私の3月の記録 2022年03月31日 | 家族・自分 ・399,573歩(31日間)=一日平均:12,889歩 ・322.0㌔(31日間)=一日平均:10.4㌔ ・読書=16冊 今月も皆勤賞! サラリーマンを辞めてからちょうど1年経ちました。 岩手山、足、本、友だち、パソコン、のおかげで楽しい毎日です。 良い季節になりますので、歩け!歩け!で行きましょう♪
勝者の混迷(上)ー塩野七生 2022年03月30日 | 読書 評価4 再読(前回2020年5月10日) 紀元前2世紀前半、貧富の格差対策に乗り出したグラックス兄弟は護民官として農地法の成立を目指すが反対派に殺害されてしまう。以後、内乱の時代に突入したローマは同盟者戦役後の紀元前90年に全イタリア人へ市民権を与えることにより都市国家から世界国家へと変貌する足掛かりをつかむこととなる。 市民権問題はもちろんのこと、セメント発明、ガイウス・マリウスの徴兵制から志願制への軍制改革、30万人にも及ぶゲルマン人の大移動など、後代へ影響がある出来事満載の紀元前1世紀前後です。紀元前100年にはユリウス・カエサルも生まれています!
ハンニバル戦記(下)ー塩野七生 2022年03月28日 | 読書 評価5 再読(前回2020年4月20日)。 かの有名なスキピオとハンニバルによるザマの会戦(紀元前202年)を経て、ローマが地中海の覇権を手中にし、マケドニアとカルタゴを滅ぼすまで。その間、英雄スキピオは大カトーの糾弾により政界を追われ隠遁生活を余儀なくされていた。ローマは穏やかな帝国主義の衣を脱ぎ捨てる。 第2次ポエニ戦役後のシリアとの闘いで、ハンニバルがシリア艦船の指揮をとっていたことに驚く。なお、ハンニバルはスキピオの死去と同じ紀元前183年、毒薬をあおって自死している。 しかし、自己顕示欲旺盛というか自己中心的というか、そのギリシア人の性格がマケドニア滅亡(紀元前167年)、カルタゴ滅亡(紀元前146年)の間接的な引き金になっていたとは・・・ギリシア人恐るべし。
ハンニバル戦記(中)ー塩野七生 2022年03月27日 | 読書 評価4 再読(前回2020年4月19日)。 ローマとカルタゴの戦いは第2次ポエニ戦役に突入。紀元前219年ハンニバルはまさかのアルプス越えを敢行しイタリアへ侵攻、怒涛の4連勝を果たす。しかし、シラクサを落として勢いずくローマはカプアを奪還、スキピオを総司令官としてからは4連勝と巻き返し、いよいよカルタゴ本国への攻勢へと動き出す。 紀元前211年のシラクサの攻防では、シラクサ側のアルキメデスが発明した兵器が大活躍してローマ軍を苦しめることになる。しかし、東・西・南を塞がれての苦肉の策とは言え、兵員の半分を減らし4か月もかけ冬季のアルプス越えしたハンニバルの勇猛果敢さには舌を巻く。