実在する高知県観光振興部おもてなし課をモデルとしたいわゆる「町おこし物」。物語の主人公・掛水が所属する部署も高知県観光部おもてなし課。
若きおもてなし課職員の掛水と明神多紀がコンビとなって、役所の壁にぶち当たりながらも高知レジャーランド構想に邁進。この二人を取り巻く高知出身の作家・吉門、元県庁職員で(高知の動物園への)パンダ誘致論者にして観光コンサルタントの清遠とその娘の佐和、登場人物の個性が輝く青春小説。500頁を越える長編。面白い!飽きない!清々しい!そして、相変わらず有川さんのあとがきが笑える!
有川さんは高知出身で当然観光大使!
こんな売れっ子作家が地元を題材にした小説を書いてくれるなんて高知県がうらやましい!恩田陸さんも母校の水戸一高をモデルにした小説を書いてるし!
岩手出身、一高出身の作家さんも頑張ってけろ~~~~~~(笑)。
【追伸】
この作品は、岩手日報に新聞連載されたことがあるようです。知らなかった・・・