友情、師弟愛、町おこし、サクセスストーリー、チーム一丸、古里、幼なじみ、プロ根性、家族、ユーモア、優しさ、出会いと別れ、成長の物語
全ての要素を盛り込んだ最高の邦画です!
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評価
表題作を含めた短編6作品。①かくし味②夜明け前の道③夕立④福の神⑤不発弾⑥幽霊
「不発弾」は家庭内で妻や子供に相手をされなくなった主人公が我慢も限界になり、ついに家を飛び出す話。私が好きなのは「かくし味」。常連客が亡くなることが多いもつ煮込みの名店。閉店の時にかくし味の正体が鍋底から姿を現すホラー。
やっぱり乃南さんは長編だ、と、つくづく思う私でした。
評価
カエサル47歳から50歳まで(紀元前53年~前50年)。
属州総督として8年をかけてガリア(フランス)の征服を果たしたカエサルは「ガリア戦記」を著し(全8巻、7巻まではカエサル自らの手によるもの、8巻目は秘書官が記す)、内戦必至のローマへ向けてルビコン川を渡る。
いやはや、ガリアの100を超す部族との戦いが長い長い・・・
途中、オーヴェルニュの若き指導者・ヴェルチンジェトリックスとの戦い(紀元前52年・アレシア攻防戦)は手に汗握るものがあるが、登場する部族名が多すぎて覚えられない。ま~ガリア戦記その物の方がかなり読みづらいとの噂ですが(笑)。
カエサルのガリア遠征中に三頭のうちのクラッススがパルティア遠征(イラク、イラン)に失敗(紀元前53年)、ポンペイウスも元老院派に近づくなどして、帰国を前にカエサルに不利な国内状況になるのだが、ガリアでの戦い中心の記述のため、この辺の事情がイマイチよくつかめないのがちょっとつらい・・・
「ルビコンを渡る」とは、北へ向けて渡ることだと思っていましたが、ローマへ向けて渡ることだったんですね~
◆カバーの銀貨について
ガリアの敗将・ヴェルチンジェトリックス。この銀貨を手にすることによって、当時のローマ人にローマの属州になったガリアを思い出させるカエサルの深謀遠慮。
評価
警視庁捜査一課係長・土門功太朗が犯人から自白を引き出すシーンを中心に展開する短編連作集。①アメリカ淵②渋うちわ③また逢う日まで④どんぶり捜査
警察署内の場面が多く、動きの少ないストーリーなのでかなり地味。乃南さんらしく随所に昭和の世情が出て来て懐かしい想いで読んだ。「アメリカンクラッカー」懐かしい(笑)。乃南さん、これで31冊目だが、そろそろ、別な作家さん探そうかな~
こんな責任逃れの嘘つき、どんな会社の社長にもなれないようなヤツが総理大臣になれるんだから、これこそジャパンドリームだな。口だけの小泉もまだ候補らしいから総理大臣なんて楽勝だ!上手く立ち回れば夢ぢゃない!俺は年齢的に遅いけど・・・(泣)
評価
カエサル40歳から46歳まで(紀元前60年~前54年)。
40歳で執政官に立候補したカエサルはポンペイウス、クラッススと「三頭政治」の協約を結び元老院の権威失墜に成功。「アクタ・ディウルナ(元老院会議の公開)」、ユリウス国家公務員法、農地法の成立など国家の大改造に着手する。42歳からはガリア(フランス、ベルギー、オランダ、ドイツの一部、スイス)の諸部族の制圧に乗り出し、ドーバー海峡を渡りブリタニア(イギリス)のケルト遠征も果たし、ガリア戦役5年目を46歳で迎えるのだった。属州総督の任期をあと5年残す頃、ローマでは三頭派と元老院派のにらみ合いが続いていた。
◆カバーの銀貨について
「カエサル」という言葉はカルタゴでは象を意味することから、この銀貨では象が描かれ、その下にCAESARと彫られている。この銀貨を見ていると、選挙用のポスターでも見ている気分になってくる。
評価
何者かから逃れるように勤め先や住居を転々とする夏希。連続殺人犯を追いかける小田垣警部と手掛かりを探す監察医の渋沢。そして、小田垣に近づく摩衣子。ラスト50頁でようやくからまった人間関係が明らかに・・・キーワードは蘭の花。
小田垣に殺される目にあった夏希が復讐に燃えて、かつての婚約者・渋沢の許を去って摩衣子と名前を変えてホステスとして小田垣を追い詰める話。途中、ダイヤルQ2を利用した連続殺人が物語にお織り込まれるが、う~む、小田垣の動機も連続殺人犯だった渋沢の弟子(沼田)の動機も、ど~もスッキリしないな~ しかも、摩衣子(夏希)と小田垣が密会する場面に沼田が居合わせて、一気に両事件とも解決!とは、乃南さんらしくない都合の良い結末に納得がいかん。
最後の最後に、つかまった小田垣が警官二人を刺して逃走、とは・・・いやはやなんとも。