白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

サウスバウンド(下)ー奥田英朗

2021年09月29日 | 読書

評価4

再読(前回2017年5月11日)。
西表島に移住した二郎の一家はジャングルの廃屋に住み始める。テレビも冷蔵庫もない生活だが、親切な島民のおかげで生活は充実していた。そこへ、レジャーホテルの建設話が持ち上がり、父一郎が立ち上がり資本家との対決が始まる。南の島で繰り広げられる家族の絆をめぐる心温まる物語。

父一郎が二郎に放った言葉に拍手!

「卑怯な大人だけにはなるな。立場で生きるような大人にはなるな。」
「これは違うと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人と違ってもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる。」

長いものに巻かれないで生きて来たつもりの私には共感するところの多い物語でした。やっぱり奥田英朗とは気が合う(笑)!



サウスバウンド(上)ー奥田英朗

2021年09月27日 | 読書

評価3

再読(前回2017年5月9日)。
東京の中野に住む小6の上原二郎は5人家族。父一郎は元過激派の自称作家、母さくらは喫茶店経営、姉洋子は会社員、妹桃子は小4。理屈っぽい父はいたるところで問題の種をまき散らし、二郎は不良中学生との諍いが絶えない。そんな家族が父の故郷西表島への移住を決意。上原家の行く末は・・・?

一郎が教師、公務員、警察などに盾突く場面に「いいぞ!もっとやれーっ!」と声援を送りながら読み進む(笑)。あまりの屁理屈に大拍手!実はさくらも元過激派らしく、実家の老舗呉服屋と縁を切っているらしいのだが、二郎と妹の桃子が真実を知って、親に内緒でおじいちゃん、おばあちゃん、いとこたちに会いに行く様子がいじらしい。

偏屈な親に翻弄され続ける子供たちの西表島での生活がどう展開されるのか楽しみな下巻へゴー!



小岩井駅前から歩いて帰って来た。

2021年09月25日 | 盛岡風景



小岩井駅前歯科さんまで電車で行って、歩いて帰って来た。岩手山には雲がかかっていてちょっと残念・・・道中、これといった見どころもないのでラジオを聴きながら黙々と歩き続ける。しかし、車の音のうるさいことはなはだしい。20,422歩(15.6㌔)。所要時間3時間、消費カロリー500kcal(福田パン1個分)。