白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

春を背負ってー笹本稜平

2019年02月27日 | 読書

評価4

実際の山登りができそうにないので「気分だけでも山を満喫」第2弾!

奥秩父にある山小屋・梓小屋に集う人々の心温まる5つの物語。
主人公は亡き父の後をついで半導体研究者から小屋主に転進した長嶺亨。
父の大学ワンゲル部後輩だったホームレスのゴロさんはシーズンになると亨を助けて小屋を運営してくれる。料理などの担当は、自殺をしに入山して二人に助けられた美由紀。この3人を中心に物語が進む。

ゴロさんが殺人犯に疑われて逮捕される。
沢のガレ場で白骨死体を見つけた二人の下に現れた老クライマーが遭難寸前。
ゴンさんが小屋仕舞いの日に脳溢血の症状で救急搬送される。

シャクナゲが咲き群れる奥秩父の山を舞台に人々の絆が深まる。

いや~良い話です!山サイコー!あーっ 山に行きたい!

今日の昼時間に見た

2019年02月26日 | 家族・自分
民放のワイドショー、ハノイからの中継。女性が絶叫。

後ろに見えるのが金正恩委員長が泊まると【思われる】ホテルです!
これが北朝鮮要人の車列だと【思われます】!
この中のどれかに金正恩委員長が乗っているものと【思われます】!

こんな放送、何か意味があるのでしょうか!?

緋い記憶ー高橋克彦

2019年02月24日 | 読書

評価3

わが郷土の作家・高橋克彦の平成4年直木賞受賞作。
記憶と現実の錯誤と人々の哀しい繋がりを描いた7作品(緋い記憶、ねじれた記憶、言えない記憶、遠い記憶、膚の記憶、霧の記憶、冥い記憶)。どの作品も不可思議で、死人が出て同等の暗さが漂う。私にとっては苦手な作風。盛岡、岩手がところどころに登場。中でも表題作の緋い記憶には盛岡の地名や店の名前がふんだんに登場するので地元人にとってはある意味わかりやすい(笑)。表紙は紺屋町の第五分団のようです。

火車ー宮部みゆき

2019年02月23日 | 読書

評価4

カード社会の怖さを題材にしたサスペンス。1993年山本周五郎賞受賞作。

ケガで休職中の刑事・本間俊介は親戚の男から「行方知れずとなった婚約者の関根彰子を捜して欲しい」と頼まれる。調べると彰子には自己破産の前歴があり、その彰子と婚約者の前から姿を消した彰子は別人だということがわかった。彰子の戸籍を乗っ取った女は誰か?どこにいるのか?彰子は生きているのか?東京、名古屋、伊勢、大阪、宇都宮と、本間俊介の謎解きの旅が続く。

星新一のショートショートの次に582頁の長編!面白かったからよかったが少々バテ気味(笑)。なかなか戸籍を乗っ取った女・新城喬子の姿が見えず、先々が気になって頁をめくる手が止まらない。なかな上手いストーリー展開。で、いきなり頁が残り少なくなったところで急展開!あれよあれよと言う間に喬子登場!が、、、喬子の動機や行動の詳細が語られぬままここで(余韻を残して)お終い。「そったな~あんまりだ~」と思わず叫んでしまった我輩であった。なので5点満点ー1で評価4となった次第。

最近、

2019年02月19日 | 家族・自分
昔のことをいろいろ思い出したりしているのだが、学生時代の暮らしが全然浮かんで来ない。

4年間冷蔵庫がなかったが、どんな食生活をしてたんだろう?
今ほどの暑さではないとはいえ、東京ですよ。東京。

風呂もなかったが、銭湯には週に何回行ってたんだっけな?
洗濯はコインランドリーだったことは覚えてる。
2,3年の2年間は二人(男と)で住んでいたが、トイレ掃除とかは当番制だったっけか?

全然思い出せない。

思い出すのは台風接近にもかかわらず窓を開けっ放しで出掛けて帰ってみると部屋が水浸しで下の住民からしこたま怒られたこと。

昔のことを考えることが多くなって来た。

さだまさしの檸檬を聴くと思い出す御茶ノ水界隈。
キースジャレットを聴くと思い出す高円寺。
森田童子を聴くと思い出す阿佐ヶ谷。
太田裕美を聴くと思い出す東長崎。

昔に帰りたい。