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評価
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再読(前回2019年10月9日)。
日露戦争勝利の立役者、秋山好古・真之兄弟の物語。同郷で真之とは同級の正岡子規の生き様も語られる。第1巻では好古は騎馬戦の習得にフランスへ、真之は海軍少尉として戦艦吉野引き取りにロンドンへ赴くまで。正岡子規は肺結核を患い故郷松山で療養中。病床から抜け出し野球で遊ぶ子規の姿が微笑ましい。
太平洋戦争物を読んだ後は時代を遡って明治時代へ。「宣戦と同時攻撃」を唱えたのは、当時日本陸軍を指導していたドイツ陸軍参謀総長のメッケルだったという。まさに歴史は繋がっているのである。
語り手が、渡辺謙です。
いつか見てみたいと思っています。