白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

私の8月の記録

2021年08月31日 | 家族・自分
・304,238歩(27日間)=一日平均:11,268歩
・222.1㌔(27日間)=一日平均:8.2㌔
・読書=10冊

雨天が多かったのですが、意外にも雨で歩行中止は4日間だけでした。暑さのため距離が伸びませんでしたが、秋突入ですので少しは伸ばしたいと思います。まんす健康で歩けることに感謝です!

二サッタ、二サッタ(上)ー乃南アサ

2021年08月31日 | 読書

評価4

再読(前回2020年4月22日)。
片貝耕平は転職した会社が倒産した後、派遣社員となり様々な職業を経たものの定着せず、消費者金融から追われる身となり、ようやく住み込みの新聞配達の仕事を見つける。借金を返済した耕平は古里の斜里へ帰ることを考え始める。生真面目な青年・耕平に明日は訪れるのか?

職が見つからず、やることなすこと上手く行かない耕平は、三流大学へ進学した自分を蔑み、貧乏な生活を送らざるを得なかった家庭環境を恨み、その原因となった父親を嫌悪する。そんな中でも、古里に住む、母親、祖母、姉を恨むことはしない、実は実直な好青年。そんな耕平が、新聞販売店へ転がり込んで来た沖縄出身の地味な女の子・竹田杏菜と出会ったことが今後への転機となるか・・・?乃南アサの読み手を休ませない筆致が怒涛の如く下巻へ続く。

「二サッタ」とはアイヌ語で「明日」という意味。



神去なあなあ日常ー三浦しをん

2021年08月28日 | 読書

評価3

再読(前回2019年12月23日)。
平野勇気は横浜の高校卒業と同時に親と担任の陰謀で三重の山奥にある神去村の森林組合へ研修に出される。中村林業で修行を積む勇気の1年を綴った物語。村に伝わる大祭をメインに、勇気を取り巻く人々との心温まる交流と林業の現実をとらえたエンタメ小説。

このところ田舎の触れ合いを中心に読む本を選んでいるのでド真ん中ストライク(笑)!ただなぁ~  これと言った大きな出来事もなく淡々と過ぎる「なあなあな日常」の連続だけにちょっと物足りない。でも、ゆったり気分で晩夏の夕暮れ時に読むには最適な一冊。