深い河ー遠藤周作 2021年02月11日 | 読書 評価 妻を失った磯辺、学生の頃に知り合った神学生の行方を追う美津子、戦友との思い出に浸る木口、病から立ち直り童話作家となった沼田、キリストの愛を探す大津、5人の人間がガンジスで感じたものとは?愛と貧困、転生を追及した物語。 遠藤氏のキリスト感である「人とともにある」とういう情景は薄い作品。インドにおける貧困と宗教のかかわり、太平洋戦争におけるビルマでの悲惨な戦場と兵士に残った精神的な傷跡が生々しく描写され、ガンジスの流れに死人の灰が流される様と相まって読後深いため息が出た。 « 口笛の上手な白雪姫ー小川洋子 | トップ | 形のないものを想像すること... »
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