評価
再読(前回2017年2月1日)。
北高の名物行事は全校生徒が夜通し80㌔を歩き通す「歩行祭」。高校3年生で同じクラスの甲田貴子と西脇融は相手を意識しながらも1度として口をきいたことがなかった。貴子と融の秘密を軸に、今しかない高校生活を謳歌する若者たちのスタートからゴールまでを追う青春小説!
第2回本屋大賞受賞作。
「高校生活最後の行事歩行祭の一番終わりの頃になって、ようやくこれまで口のきいたことのないクラスメートと話すことができた。そして、そのクラスメートは腹違いのきょうだい!」
「みんなで夜歩く。ただそれだけのことがどうして特別なんだろう」
いや~面白い!何回読んでも傑作は傑作!
一つの学校行事からこんな物語を生み出せる恩田さんって天才!
【追伸】
恩田さんは茨城県立水戸一高出身。この作品の北高歩行祭のモデルは水戸一高の歩く会だという。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます