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ハンニバル戦争ー佐藤賢一

2022年03月24日 | 読書
評価4

再読(前回2020年3月16日)。
「ハンニバル戦争」とは、紀元前3世紀にローマとカルタゴの間で戦われた第2次ポエニ戦争のことである。稀代の天才戦術家ハンニバルを向こうに回し、ローマの若き英雄スキピオが包囲殲滅作戦を成し遂げ勝利を得るまでの古代地中海を舞台とした壮大な物語。

第1次ポエニ戦争で勝利したローマだったが、その23年後、カルタゴのハンニバルにアルプス越えを許しイタリア北部へ侵入されて敗戦を続ける。そんな中、若くしてイベリア指揮官を拝命したスキピオは天才ハンニバルの戦術研究の成果により新カルタゴの攻城戦で勝利をおさめる。

その後、ハンニバルをイタリアからおびき出すためにスキピオはカルタゴ本国への進攻を主張し、北アフリカ・ザマの会戦でついにハンニバルを打ち破るのだった。

塩野七生の「ローマ人の物語」がハンニバルのところに差し掛かるので、その前段として佐藤賢一を読んでみた。ほとんど戦場の場面でローマ史の勉強になるかと言えばそうでもないが、ま~面白いと言えば面白い。でも、あの独特の言い回しにはついて行けなるなることも多々ある(笑)。


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