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ユリウス・カエサル ルビコン以後(上)-塩野七生

2022年04月15日 | 読書
評価5

再読(前回2020年6月3日)。
カエサルのイタリア南下に恐れをなしたポンペイウス派はローマを捨ててギリシアに逃れる。カエサルはスペインを制した後、ギリシアに渡り、紀元前48年のファルサルス決戦でポンペイウスを倒し、ついに政権を手中に!

部下の兵士による従軍拒否(ストライキ)や北アフリカやアドリア海での敗戦にもめげず、類まれなる人心掌握術と戦術で窮地を脱出したカエサルの躍動する姿が眩しい。敵の三分の一以下の戦力で勝利をつかんだポンペイウスとの最終決戦(ファルサルス決戦)の攻防は圧巻!

その後、ポンペイウスを追ってアレクサンドリアへ上陸したカエサルは、エジプトの内紛に巻き込まれ、クレオパトラ側に立って戦い、これを平定し小アジアへ向かうのだった。


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